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パンツ&オタT巻きの2人は誰?『ぐらんぶる』実写映画化へ 監督は英勉

講談社「good!アフタヌーン」にて2014年4月から連載中の大ヒット青春コメディ漫画「ぐらんぶる」が、ワーナー・ブラザース映画により実写映画化されることが決定。監督は、『ヒロイン失格』「賭ケグルイ」の英勉が務める。

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『ぐらんぶる』 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
『ぐらんぶる』 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
  • 『ぐらんぶる』 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
  • 「ぐらんぶる」原作画像 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
講談社「good!アフタヌーン」にて2014年4月から連載中の大ヒット青春コメディ漫画「ぐらんぶる」が、ワーナー・ブラザース映画により実写映画化されることが決定。監督は、『ヒロイン失格』「賭ケグルイ」の英勉が務める。

物語は、主人公の北原伊織が大学進学を機に海辺の町に引っ越してくるところから始まる。叔父が営むダイビングショップ「GRAND BLUE(グランブルー)」に下宿することになった伊織。きれいな海、かわいい幼なじみ…あこがれのキャンパスライフを前に、期待に胸を膨らませていた伊織を待っていたのは、男だらけのダイビングサークルだった!?

登場シーンの半分が服を着ていないともうわさの原作は、11月22日発売の最新14巻で累計発行部数440万部を突破。2017年に映画化された「亜人」とならぶ同誌の看板コミックとなっている。

「ぐらんぶる」原作画像 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
原作の井上堅二は、「『実写化してイケメンの股間を見るんだ!』『ぐらんぶる』の構想段階から抱いていた、僕の純粋無垢で――青年誌で連載する作家の誰もが抱く大きな夢。それがついに叶う時が訪れようとしています」と計画通りに実写化が実現した(?)喜びを語りつつ、「協力してくれた関係者の皆様に感謝を、そして出演する被害者の皆様に心からの謝意を送ります」とまさかの謝罪表明も。

また、漫画の吉岡公威は、「美しい海で繰り広げられる爽やかな若者たちの青春」と本当かウソか本作を説明。最新巻の帯でも「おいおい正気かワーナー・ブラザース!」とツッコミを入れられているが、「いよいよ実写化され、スクリーンで見られるんですね。本当にドキドキしてます。色々な意味で。本当に、色々な意味で!」と含みがある期待を寄せ、井上氏ともども茶目っ気たっぷりに実写化の喜びを語った。

「男子ってバカねっ」って映画を作ろうと思ったんですが…


本作のメガホンを取るのは英勉監督。デビュー作『ハンサム★スーツ』で鮮烈なコメディデビューをしたのち、『高校デビュー』『貞子3D』など幅広いエンタメ作品を手掛け、2015年の『ヒロイン失格』は興行収入24億円超えとなるヒットを記録、その年の実写邦画ランキングTOP5に入り、昨今の若者向け映画ブームの火付け役に。今年は、TVシリーズから手掛けてきた「賭ケグルイ」の劇場版でもメガホンをとった。

そんな英監督は撮影を終え、「『男子ってバカねっ』って映画を作ろうと思ったんですが、『男子ってバカ!ほんとバカ!クズ!』って映画になっちゃいました」とコメント。映画化を予想する一部のファンからすでに「ぐらんぶる映画化説あるの草」「だって脱がないでしょ?」という声もある中で、そのハジけ具合に自信を見せた。

「『ダイビングに賭ける青春と恋と友情。さあ、最高の海の世界へ』という宣伝が展開されると思いますが、違いますから。詐欺ですから」と、いつの世も作品をよく見せようとする宣伝に騙されないようにまさかの注意喚起も?

原作の関係者から「本当に大丈夫ですか?」と心配される


今回の映画化にあたり、エグゼクティブプロデューサーの関口大輔氏は、「昨今似たようなテーマの邦画が多いのは、『お客さんが好きなタイプの映画』に傾向があり、そのベストな期待に制作が行われているからでしょう」と前置きした上で、「圧倒的な異物感、圧倒的なバカバカしさ、そして圧倒的に熱苦しい男たち...。私はこの圧倒的な既視感のなさに心底惚れ込み、リサーチ全盛の時代の今だからこそ、数字では測り切れないこの作品を映画化したいと思いました」と、唯一無二の原作だからこそ映画化に踏み切ったことを告白。

また、「原作の関係者から『本当に大丈夫ですか?』と心配される映画は『ぐらんぶる』くらいです」と笑い交じりにコメント。メガホンを取った英監督については、「監督は、英さん以外思いつきませんでした。何の制限もない振り切った演出を任せられる日本人監督は英さんしかいないでしょう」とその手腕に全幅の信頼を寄せる。

『ぐらんぶる』 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
今回の解禁では実写化、監督の名前のみが明かされており、キャスト陣をはじめストーリーやスタッフなどもベールに包まれている。ヒントはダイビングショップ「グランブルー」の前に、パンツ姿とオタTを巻いてたたずむ2人の青年の写真のみ。無駄にオシャレな外観のショップの前に鍛え上げられたカラダが印象的な1枚。このハジけた役をいったい誰がスクリーンで演じられるのか?

関口氏は今後発表となるキャストについても、「キャスト陣の発表はこれからとなりますが、ほぼ素っ裸で作品に挑んでいますのでこちらも引き続き楽しみにしていてください」とその振り切った演技に自信のコメントを寄せている。

『ぐらんぶる』は2020年初夏、全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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