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ベルリン映画祭で受賞!思春期の揺れ動く思い描く『はちどり』4月下旬公開へ

1990年代の韓国を舞台に、思春期特有の揺れ動く思い、そして家族との関わりを繊細に描いた『HOUSE OF HUMMINGBIRD』(英題)の邦題が『はちどり』として4月下旬から公開決定、場面写真が解禁となった。

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『はちどり』 (C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
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1990年代の韓国を舞台に、思春期特有の揺れ動く思い、そして家族との関わりを繊細に描いた『HOUSE OF HUMMINGBIRD』(英題)の邦題が『はちどり』として4月下旬から公開決定、場面写真が解禁となった。

38歳のキム・ボラ監督による初長編作品である本作は、監督自身の少女時代の体験がベースとなっている作品。2018年、釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ国内外の映画祭で44を超える賞を受賞(1月現在)。

2019年8月に公開され、単館公開規模ながら公開1か月で観客動員数12万人超、最終的に15万人に迫る異例の大ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた韓国映画『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得るなど、いま韓国で最も話題の女性監督のひとりだ。

『はちどり』 (C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
今回解禁されたシーン写真は3点。ウニの強い意志を秘めた凛とした眼差しや、友人との放課後のささやかな時間、家族との日常の食卓風景など、いずれも“二度と戻らないありふれた少女時代特有の風景”を切り取ったものとなっている。

1990年代を生きる本作の主人公・ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなった小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公の少女時代とも重なる。男性が優遇されることが当たり前だった時代、女性であるという理由で我慢しなくてはいけなかったこと、それがおかしいということに気がつかなかったこと。この2つの作品に共通するのは、そんな時代に生きた女性の物語であり、声をあげようとする姿。そして、その姿は韓国の同年代の女性の共感を呼んだ。

『はちどり』 (C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
世界で最も小さい鳥のひとつでありながら、その羽を1秒に80回も羽ばたかせ、蜜を求めて長く飛び続けるという「はちどり」。それは希望、愛、生命力の象徴とされ、その姿が主人公のウニと似ていると思った、と監督は語っている。様々な感情を抱えながら、成長し、この世界に羽ばたいていこうとするウニの姿に注目してほしい。

ストーリー


『はちどり』 (C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
14歳の少女ウニ(パク・ジフ)は、何百もの世帯が暮らす無機質な姿をした集合団地で両親、姉、兄と共に生活している。思春期を迎え、大人の世界への興味も持ち始めていたウニは、学校にあまりなじめず、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女の子とデートをしたりして過ごしていた。

ウニの両親は、朝から晩まで小さな店を切り盛りし、厳格な父は子どもたちに学歴や世間体を求めるばかりで、彼らの心の動きと向き合う余裕がない。ウニは自分に無関心な大人たちに囲まれ、どこか孤独な思いを抱えていた。そんななか、初めて自分の人生を気にかけてくれる大人に出会う――。

『はちどり』は4月下旬、ユーロスペースほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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