日本、台湾、マレーシア。3つの街の年越しを舞台に、素直になれない恋人たちを描く、岡本かの子の小説の映画化『越年 Lovers』。この度、本作のそれぞれの世界を写し出した場面写真がシネマカフェに到着した。>>『越年 Lovers』あらすじ&キャストはこちらから日本・山形パートでは、久しぶりに帰郷する主人公・寛一(峯田和伸)と、幼なじみで初恋相手の碧(橋本マナミ)が、美しい雪景色の中で数十年ぶりに再会する物語が描かれる。今回公開された場面写真では、初恋の相手に会うために帰郷した寛一が、部屋を見渡し懐かしむ様子、碧が寛一を鋭い目で見つめるシーンが切り取られている。初恋の相手を前に気持ちを言葉にできない寛一のもどかしさが伝わってくるようだ。また同じく素直になれない恋心たちが描かれる台湾・マレーシアの物語の写真も到着。ヤオ・アイニン演じるシャオランが、いきなりビンタをしてきた男を追いかけ、同僚と色彩鮮やかな迪化街(ディーホアジエ)を探し回る様子。亡き母の家を片付けるモーリー(ユー・ペイチェン)が、家の修理のために訪れたチェンナン(ウー・ホンシュウ)を見つめ、2人が抱き合うシーンも切り取られている。同じ越年の物語でも、北国・山形のマイナス20度の雪景と、30度を越す灼熱のクアラルンプールとの稀有なコントラストを映し出す本作。グオ・チェンディ監督は「それは、時に冷め、時に熱を帯びる愛情のプロセスのようでもあった」と語っている。『越年 Lovers』は12月18日(金)山形・仙台先行公開、その後全国公開予定。
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