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【MOVIEブログ】東京国際映画祭ラインアップ発表!

第33回東京国際映画祭のラインアップが発表されました。

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世界に誇る3ショット。楽屋では和やかに話されてました。(c)2020 TIFF
世界に誇る3ショット。楽屋では和やかに話されてました。(c)2020 TIFF
  • 世界に誇る3ショット。楽屋では和やかに話されてました。(c)2020 TIFF
  • 会見で配られた資料です。(c)2020 TIFF
第33回東京国際映画祭のラインアップが発表されました。

新型コロナウイルスの影響を受けて、やるやらないの議論もありましたが、こうして1か月後の開催を発表できたことを純粋に嬉しく思います。また、今年の東京国際映画祭では、映画本編の上映に関してはストリーミングのような配信での上映はやらずに、基本的に全て映画館でのフィジカルな上映をするという決断に至りました。これも色々な意見はありましたが、映画祭としての1つの姿勢であり、英断だったと思います。

今年のフェスティバル・アンバサダーは役所広司さんに決まり、今日の会見にもお越し頂いたのですが、役所さんも映画館で観る映画の魅力を訊かれて仰ってました。

やはり、映画館に行って、暗闇になるあの瞬間、大きなスクリーンと包まれるような音響で、ドキドキしますね。あれはテレビでは体験ができない事です。あとは、観客同士、“良い映画”を観たときの一体感。これも映画館でしか経験できない事だと思っています

そうそう、これなんですよね。暗闇と大きなスクリーン、包まれるような音響、そして、他のお客さん達と一緒に笑ったり泣いたりできる一体感。これぞ映画!ですね。さすが、役所さん。

役所さん以外にも、会見には最新作が今年のカンヌに選ばれたり、「ミニシアターエイド」で映画業界を救ったりとまさに今年の日本映画界を代表する監督と言っても過言ではない深田晃司監督(「Japan Now部門」特集監督)と、一昨年のカンヌで見事にパルムドールを獲得し、その後フランスや韓国との合作などにも挑み、まさに世界を股にかけて活躍している是枝裕和監督(「アジア交流ラウンジ」企画)にもお越し頂き、映画や映画祭への思いなどを語って頂きました。

深田監督からは日本はいわゆる文化への公的支援が少ないという話の流れから

だからこそ、この日本の中で映画祭の価値というものは、相対的に高いと思うし、重要なんです。東京国際映画祭にもぜひ“文化の砦”として頑張ってほしいと思っています

というお言葉や、是枝監督からは

この映画祭が映画の「多様性」だったり、「作り手と観客の交流の場」だったり、そして山中貞夫監督の作品の上映(クラシックス部門で『人情紙風船』など3作品を上映)などにみる「この国の映画の歴史」に対する意識と、「映画の未来に対する視線」というものは、映画祭にとってとても大事で、映画というものを、いまどう考えて、この先どのように捉えていくのかを表明する場所でもあるわけです。「TIFFティーンズ映画教室」(今年は三宅唱監督を講師に迎え、全国の中学生が全てリモートで映画を製作)のように、映画祭を通じて、次の世代の子どもたちにどのように映画の面白さを知ってもらえるか、そのような意識をもっているのはとても大事なことだと思います

というお言葉をもらえて、本当にこの仕事をやれてよかったと思えましたし、その分その期待にきちんと応えなければならないと身が引き締まりました。

今年の東京国際映画祭のキャッチコピーは「Bloom! 信じよう、映画の力」です。
コロナ禍で依然先行きが見えない世の中ではありますが、映画の力で少しでもみなさんの気持ちを晴れやかにできればと思ってます。

10月31日からの10日間は是非映画週間ということで東京の六本木に足を運んでみて下さい。万全の安全体制を整えてお待ちしてます。
《text:Yusuke Kikuchi》

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