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ティモシー・シャラメ&ゼンデイヤら映画界のニュースターはZ世代 唯一無二の魅力を放つ俳優たち

いまハリウッドではZ世代の若手俳優たちが活躍目覚ましく、それぞれが確固としたスタイルを持っている。

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ルーカス・ヘッジズ&フローレンス・ピュー&ティモシー・シャラメ&ゼンデイヤ (C) Getty Images
ルーカス・ヘッジズ&フローレンス・ピュー&ティモシー・シャラメ&ゼンデイヤ (C) Getty Images
  • ルーカス・ヘッジズ&フローレンス・ピュー&ティモシー・シャラメ&ゼンデイヤ (C) Getty Images
  • ティモシー・シャラメ (C) Getty Images
  • 『DUNE/デューン 砂の惑星』 (C) 2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
  • ティモシー・シャラメ (C) Getty Images
  • 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
  • 『マイ・ビューティフル・デイズ』 (C)2016Young Dramatists, LLC.All Rights Reserved.
  • 『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』  (C)2017 IMPERATIVE DISTRIBUTION, LLC.  All rights reserved.
  • 『ビューティフル・ボーイ』 (C)2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
アメリカで名づけられたジェネレーションZ:Z世代と呼ばれる1990年代後半~2000年生まれの若者たち。生まれたときからインターネットが存在していたデジタルネイティブであり、SNSや音楽・動画配信などは物心ついたときから身近な存在で、その影響力も承知している。個性を磨きつつお互いを尊重し合い、環境問題やフェミニズム、BLM運動などへの意識・関心も高い傾向があるという。

いまハリウッドでもZ世代の若手俳優たちは活躍目覚ましく、確かにそれぞれが確固としたスタイルを持っているように思う。そんなZ世代のニュースター6人に注目した。

次世代の牽引者ティモシー・シャラメ


ティモシー・シャラメ (C) Getty Images
『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督から「1920年代のサイレント・スターの様な、類稀なるカリスマ性があり、見る者にロマンスを感じさせる」と言われたティモシー。どこか儚げで、観る者をうっとりとさせる稀有な色気を表情や仕草、そして演技から魅せることのできるZ世代の牽引者のひとり。2019年「最も影響力のあるドレッサー」で2位に選ばれたり、アカデミー賞授賞式のファッションにに“サステナブル”(持続可能)素材を取り入れたことも話題となった。

『君の名前で僕を呼んで』 (C)Frenesy, La Cinefacture『君の名前で僕を呼んで』
1995年12月27日、ニューヨークのマンハッタン生まれ。海外ドラマ「ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク」や「HOMELAND/ホームランド」のゲスト出演を経て、クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』(2014)で注目を浴び、2017年の『君の名前で僕を呼んで』で大ブレイク。年上の男性オリヴァーに恋い焦がれる少年エリオを鮮烈に演じて当時21歳でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

『ビューティフル・ボーイ』 (C)2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.『ビューティフル・ボーイ』
同作のヒットと、さらにグレタ・ガーウィグの初監督作『レディ・バード』への出演もあり、『シークレット・チルドレン 禁じられた力』(2015)、『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016)、『荒野の誓い』『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(ともに2017)ほか、ブレイク以前の過去作も次々に日本上陸。ドラッグ依存症の青年を熱演した『ビューティフル・ボーイ』(2018)も大きな注目を集め、Netflix映画『キング』(2019)では初の歴史ドラマに挑むなど、ファンを魅了し続けている。

もっと知りたい必見作:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』


『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『レディ・バード』のグレタ監督とシアーシャ・ローナンの主演コンビで現代的アップデートをさせた「若草物語」。マーチ家の4姉妹に関わり、大きな影響を及ぼしていく隣人ローリーは、ジョー役がシアーシャならばティモシーしか思いつかない。こっそりダンスのシーンやプロポーズのシーンなど、この2人だからこそ生まれた情感を確かめてみて。


ゼンデイヤ、史上最年少でエミー賞受賞


ゼンデイヤ Bvlgari Celebrates B.zero1 Rock Collection (C) Photo by Steven Ferdman/Getty Images
『DUNE/デューン 砂の惑星』でティモシー演じる主人公ポールの予知夢に登場し、運命的に出会うチェイニーを演じているのが、ゼンデイヤ。子役から活躍してきた演技力はもちろんのこと、ファッションアイコンとしての注目度も高くレッドカーペットでも存在感抜群。

1996年9月1日、カリフォルニア州オークランド生まれ。モデルやCM出演を経て、ディズニー・チャンネルのコメディ「シェキラ!」(2010~2013)のロッキー・ブルー役でブレイク、サントラにも参加した。同じく「ティーン・スパイ K.C.」(2015~2018)では主演とプロデューサーを兼ね、2015年には「タイム」誌が選ぶ「最も影響力のあるティーン30人」に選出された。

トム・ホランド&ゼンデイヤ-(C)Getty Images『スパイダーマン:ホームカミング』でMJ役に
トム・ホランド主演『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でピーター・パーカーの友人MJ役に起用され、さらにファン層を拡大。これまでのスパイダーマン作品とは違う、ちょっとシャイでドライなMJは好評を博し、トムとは交際報道も出たほど。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でもMJ役を続投。『グレイテスト・ショーマン』(2017)では空中ブランコ乗りのアン・ウィーラー役を演じ、「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロンとディズニー・チャンネルOB共演を果たした。

もっと知りたい必見作:「ユーフォリア/EUPHORIA」


「ユーフォリア/EUPHORIA」 (C)2019 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
Z世代俳優やインフルエンサーが集結し、それぞれの悩みや葛藤を描いたA24×HBO制作の海外ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」では、ある事情からドラッグに溺れる主人公ルーを熱演、アイドル的なイメージを一新させた。第72回エミー賞ではドラマ部門主演女優賞を初ノミネートで初受賞。同部門の史上最年少にして、アフリカ系にルーツを持つ女優として史上2人目の快挙となった。


名匠や気鋭監督が名指しするルーカス・ヘッジズ


『ハニーボーイ』 (C) 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.『ハニーボーイ』
2020年劇場公開作品が限られた中で、ジョナ・ヒル監督『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)、トレイ・エドワード・シュルツ監督『WAVES/ウェイブス』(2019)、アルマ・ハレル監督の『ハニーボーイ』(2019)と3本の出演作が相次いで公開されたルーカス・ヘッジズ。いずれも作品のカギを握る重要な役柄ばかりで、監督からの厚い信頼を感じさせる。もちろん映画ファンにとっても、彼の名があればグッと期待値が上がる若き実力派だ。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 (C)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
1996年12月12日、ニューヨークのブルックリン生まれ。父は『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞にノミネートされた監督・脚本家のピーター・ヘッジズ。ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』(2012)のボーイスカウト役で本格デビューし、テリー・ギリアム監督『ゼロの未来』やジェイソン・ライトマン監督『とらわれて夏』(ともに2013)、アンダーソン監督『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)に参加。2016年の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で主人公の甥を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされる。

『レディ・バード』(C)2017 InterActiveCorp Films, LLC./Merie Wallace, courtesy of A24『レディ・バード』
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の彼の演技を見たグレタ監督が『レディ・バード』(2017)で“娘が家に連れてきてほしい理想のボーイフレンド”役に起用、『スリー・ビルボード』(2017)でもフランシス・マクドーマンドの息子役を好演し、20代前半にしてアカデミー賞作品常連に。父が監督・脚本を手掛けた『ベン・イズ・バック』(2018)ではジュリア・ロバーツの息子役で、ドラッグ依存に苦しむ青年を演じた。

もっと知りたい必見作:『ある少年の告白』


『ある少年の告白』  (C)2018 UNERASED FILM, INC.
『レディ・バード』ではゲイを周囲に隠す役どころだったが、俳優ジョエル・エジャトンが製作・監督・脚本・出演を担った『ある少年の告白』(2018)では、大学で辛い経験をした上に信心深い家族によって“同性愛を治す”転向療法の施設に強制入所させられる青年を熱演。同作には、趣旨に賛同したグザヴィエ・ドランやトロイ・シヴァンも出演した。

夏至の女王からマーベルヒーローへ!フローレンス・ピュー


『ミッドサマー』 (C)2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.『ミッドサマー』
ずば抜けた表現力とその作品選びから、“芯の強さ”を感じさせるフローレンス・ピュー。日本でも話題騒然となったアリ・アスター監督の『ミッドサマー』のダニー役、ティモシーも出演した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(ともに2019)の4女エイミー役で知名度、人気ともに急上昇中だ。

1996年1月3日、イングランド・オックスフォード生まれ。「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズと共演した学園ホラー『The Falling』(2014/原題)でデビュー。その後、幽閉生活で不倫の恋に溺れ豹変していく『レディ・マクベス』(2016)で英国インディペンデント映画賞主演女優賞を受賞するなど絶賛を浴び、アスター監督の目にも止まることに。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
その後、Netflix映画『アウトロー・キング~スコットランドの英雄~』『呪われた死霊館』、『トレイン・ミッション』(いずれも’18)と出演。『ファイティング・ファミリー』(2019)では黒髪となって実在の女子プロレスラーに。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では最も幼いエイミーが大人の女性へと成長していく姿を繊細に演じ分けてアカデミー賞助演女優賞に初ノミネート。『ミッドサマー』後の同作の撮影は「セラピーになった」と語るなど、素の飾らないキャラも魅力。2021年4月29日に公開が決まった『ブラック・ウィドウ』ではエレーナ役に抜擢された。

もっと知りたい必見作:「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」


韓国の鬼才パク・チャヌク監督が製作総指揮、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ原作の「リトル・ドラマー・ガール」は『レディ・マクベス』と共に要チェックの作品。フローレンスの唯一無二の美しさ、激しくも繊細な感情表現、演じることへの姿勢までも伝わってくる熱演。現在U-NEXTにて吹替版、本国再編集版のみの配信。


主演作が相次いで公開!ケルヴィン・ハリソン・Jr


『ルース・エドガー』 (C)2018 DFG PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.『ルース・エドガー』
アフリカの紛争国からの移民でナオミ・ワッツ&ティム・ロス演じる夫婦の養子を演じた『ルース・エドガー』、失意から道を踏み外していく『WAVES/ウェイブス』(ともに2019)と、“完璧”なアフリカ系の高校生を演じた2作品が今年連続公開。洗練されたカリスマ性がスクリーンに映える。

1994年7月23日生まれ、ルイジアナ州ニューオリンズ出身。地元の名門音楽学校でジャズを学んでいたが、ミュージカル出演を機に演技に目覚める。『それでも夜は明ける』『エンダーのゲーム』(ともに2013)で端役をつかみ、ヒストリーチャンネルのミニシリーズ「ROOTS/ルーツ」で主役を得ると、サンダンス映画祭グランプリ『バース・オブ・ネイション』(2016)に抜擢。

『WAVES/ウェイブス』 (C)2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.『WAVES/ウェイブス』
2017年には、『WAVES/ウェイブス』シュルツ監督の前作『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)で注目されゴッサム・インディペンデント映画賞にノミネート、Netflix映画『マッドバウンド 哀しき友情』にも出演した。『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』(2018)ではクリステン・スチュワート扮する“リロイ”の交際相手を演じた。

もっと知りたい必見作:『イット・カムズ・アット・ナイト』


『イット・フォローズ』の製作陣と「A24」がタッグ、シュルツ監督の才能にほれ込んだジョエル・エジャトンが製作総指揮と主演をつとめた終末スリラー。夜にやってくる“それ”の感染から逃れるため、サバイバル生活を強いられる一家はまるで現在のコロナ禍!? 隔離生活の中、悪夢にうなされ続けるケルビンの迫真の演技は見逃せない。


4歳から子役として活躍!キャスリン・ニュートン


『名探偵ピカチュウ』(C)2019 Legendary and Warner Bros.Entertainment, Inc.All Rights Reserved.(C) 2019 Pokemon.『名探偵ピカチュウ』
ハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』で、コダックをパートナーに連れていたルーシー・スティーヴンス役で知られるキャスリン・ニュートン。4歳から子役としてTVシリーズ「オール・マイ・チルドレン」に出演、近年も映画や、Netflixシリーズ「ザ・ソサエティ」(2019)、HBOの「ビッグ・リトル・ライズ」(2017~2019)などに意欲的に参加してきた。

1997年2月8日、フロリダ州オーランド生まれ。TVシリーズや短編映画出演を経て、2011年に公開されたキャメロン・ディアス主演のコメディ映画『バッド・ティーチャー』で長編映画デビュー。『パラノーマル・アクティビティ4』(2012)で主人公のひとりアレックス・ネルソンとして出演、注目を集めるように。

キャスリン・ニュートン-(C)Getty Images
映画『レディ・バード』『スリー・ビルボード』(ともに2017)、『ベン・イズ・バック』(2018)にも参加。「ビッグ・リトル・ライズ」ではリース・ウィザースプーン演じる母の秘密や両親の不仲に心を痛める多感な娘を繊細に演じた。主演ドラマ「ザ・ソサエティ」も好評を得ていたが、残念ながらコロナ禍の影響でシーズン2がキャンセルされている。

もっと知りたい必見作:『ベン・イズ・バック』


『ベン・イズ・バック』(C)2018- BBP WEST BIB, LLC
『スリー・ビルボード』では出演シーンはわずかながらフランシス・マクドーマンドを相手に印象に残る演技を見せたキャスリン。弟役のルーカス・ヘッジズとは縁があり、その後『ベン・イズ・バック』ではルーカス演じるドラッグ依存の兄を案じる妹役を好演、存在感を発揮した。
《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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