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ファストファッションブランド経営者の栄光と転落『グリード』公開決定

ファストファッションブランドを経営し、業界トップにまで上り詰めたリチャード・マクリディの栄光と転落を描く映画『グリード ファストファッション帝国の真実』の日本公開が決定した。

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『グリード ファストファッション帝国の真実』(C)2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
『グリード ファストファッション帝国の真実』(C)2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
  • 『グリード ファストファッション帝国の真実』(C)2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
  • アイラ・フィッシャー(C) Getty Images
  • エイサ・バターフィールド - (C) Getty Images
ファストファッションブランドを経営し、業界トップにまで上り詰めたリチャード・マクリディの栄光と転落を描く映画『グリード ファストファッション帝国の真実』の日本公開が決定した。

ギリシャ・ミコノス島。ファストファッションのブランド経営で財を成したリチャード・マクリディの還暦を祝うため、リチャードの元妻サマンサ、息子のフィン、マクリディの母マーガレットを始めとする一家が集結し、パーティーの準備が進められていく。折しもイギリス当局から脱税疑惑や縫製工場の労働問題を追及されたリチャードは、ド派手にショーアップされたこのイベントでかつての威光を取り戻そうと目論む。しかし、湯水のように金を使い、傲慢に振る舞うリチャードと、家族や部下、伝記作家との間には不協和音が生じる…。

『イン・ディス・ワールド』『グアンタナモ、僕達が見た真実』で国際問題を取り上げ、それぞれベルリン国際映画祭で金熊賞・銀熊賞を受賞したマイケル・ウィンターボトム監督が、今回はユーモアを織り交ぜながら、経済第一主義の社会への問題提起に挑戦。

各国の企業が持続可能な開発(SDGs)を取り入れ始めている昨今において「資本主義の移り変わりと共に、グローバル化が世界をどう変えていったのか。例えばスリランカの縫製工場で働く女性たちや、イギリスのファストファッション業界の企業買収など。これらを架空の人物を通して見ることができるのがこの作品の良さだ」とウィンターボトム監督。イギリスらしい痛烈な風刺とウィットに富んだジョークをふんだんに散りばめた本作は、資本主義のタブーを大いに笑い飛ばしながら楽しめる快作となっている。

主人公のリチャードのモデルは、昨年、破産申請をした「TOPSHOP」を始めとする複数のファストファッションブランドを保有していたアルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーン卿。

そんな人物を、イギリスのカリスマ的コメディ俳優スティーヴ・クーガンが、日焼けした肌に白く輝く歯…という富裕層特有の外見に近づけるために、肌を小麦色に塗り、付け歯を装着して臨んだ。

ウィンターボトム監督作『24アワー・パーティ・ピープル』をきっかけに監督と交流を深め、本作で7度目のタッグとなるスティーヴのほか、リチャードに負けず劣らずお金に目がない元妻を『グランド・イリュージョン』のアイラ・フィッシャー。『24アワー・パーティ・ピープル』のシャーリー・ヘンダーソン。「セックス・エデュケーション」で注目を集めるエイサ・バターフィールドらが出演している。

『グリード ファストファッション帝国の真実』は6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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