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『クルエラ』を“表現する”70年代ロンドンのパンクファッション

エマ・ストーン主演『クルエラ』で特に注目されているのが、クルエラが着こなすファッショナブルな衣装。70年代ロンドン、クルエラを“表現する”ためには欠かせないファッションの魅力を紐解く。

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『クルエラ』(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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  • 『クルエラ』(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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  • 『クルエラ』バロネス(エマ・トンプソン)(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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ディズニーの最も悪名高きヴィランの誕生秘話を描くエマ・ストーン主演『クルエラ』。中でも特に注目されているのが、クルエラが着こなすファッショナブルな衣装だ。デザイナーを目指して、70年代ロンドンに降り立つ少女からヴィランへと変わりゆくと共に、ファッションも大きく変化を遂げている。そこで、クルエラを“表現する”ためには欠かせないファッションの魅力に迫った。

>>『クルエラ』あらすじ&キャストはこちらから

デザイナーを目指して、ロンドンへ降り立ったエステラ。エステラの服装は、真っ黒な洋服やくすんだ白のワンピースなど、クルエラのような“派手”な衣装とは程遠い地味な見た目。“デザイナーになる”という大きな野望を抱きながら、忙しない日々を送っていた。

『クルエラ』(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ある日、彼女はカリスマ・デザイナー、バロネスと出会う。非情で厳格な彼女の下、必死に働くエステラだが、ある出来事をきっかけに、彼女は心の奥底にずっと隠していた自分の本当の声に従い、ついに“クルエラ”として覚醒することに――。クルエラとして目覚め始めた彼女が着こなすファッションは、真っ黒で地味だった洋服から一転、情熱ほとばしる真っ赤なドレスや、過激でギラギラとしたパンクファッション、圧巻のロングトレーンなど、お洒落かつ大胆な衣装が次々と登場する。

『クルエラ』(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
見ているだけでも楽しくなるが、本作においてこのファッショナブルな衣装はただのクルエラの“洋服”ではない。本作の舞台、70年代ロンドンは、「セックス・ピストルズ」「ストラングラーズ」「クラッシュ」を始めとするパンクロックや、そのパンクロックを体現した「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」をはじめとしたブランドが確立され、“怒り”や“自由”を世の中に叫ぶ手段として、現代に至るまで長く愛される新たなカルチャーが生まれた。

『クルエラ』(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
無数のスタッズが散りばめられた革のジャケットや、ビリビリに引き裂かれたジーンズに逆立てた髪、攻撃的な歌詞と耳を突き刺すサウンドを奏でたパンクロックなど、“普通”の概念を正面からぶち壊す、新鮮かつ奇抜な文化は、ただお洒落のために生まれたものではなく、“自由”や“反骨精神”を表明するために、いわば自己表現の武器として愛されたものなのだ。

『クルエラ』(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
クルエラが着こなすファッションも、彼女のキャラクターを表現するために絶対に欠かせないもの。エステラという皮を破いて“本当の自分”をさらけ出すために、その斬新な発想力と才気あふれる創造力を頼りに、ファッションという“武器”を駆使することで、彼女はクルエラへの階段を駆け上がっていく。「私はクルエラ」と力強く謳う彼女が着こなす、ファッショナブルな衣装に注目してみて。

『クルエラ』は5月27日(木)より映画館 & 5月28日(金)よりディズニープラス プレミア アクセスにて公開。
※プレミアアクセスは追加支払いが必要
《シネマカフェ編集部》

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