通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。
貧困と聞くと、どこか遠い所にあるものと考えがちだ。世界が驚くほどの速さとレベルで戦後復興を果たした日本には、ずいぶん長いこと、縁のないもののように感じられてきた。だが今、貧困は深刻で身近な社会問題となっている。
映画『おしょりん』の見所をご紹介しながら、一度は訪れてみたい観光地も多いこの地の魅力も紐解いていきたい。
“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が9月15日(金)より全国で封切りとなる。最新作の公開を前に、これまでのポアロの謎解きと活躍を振り返りつつ、3作目の魅力と見所をご紹介したい。
「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンに掲げる非営利映画製作会社「We Do It Together(WDIT)」が企画制作したアンソロジー映画『私たちの声』から呉美保監督と杏のインタビューをお届け。
女性の自立を描いた作品で評価が高いグレタ・ガーウィグ監督に、“バービーを撮る”ということについて話を聞いた。
アニメーション映画『マイ・エレメント』が公開中だ。自らに秘められていた、思いもよらない可能性に目覚めさせてくれる奇跡の出会いをロマンティックに描いた本作は、前向きなメッセージで世界中を共感の渦に巻き込んでいる。
日本で小学校に通った人なら、誰もが教科書で出会う宮沢賢治。数々の名作を誕生させたことで知られる賢治だが、そばにはいつも彼を支える家族の存在があった。
TVドラマや映画を見ていて、物語の主人公に憧れたり、その存在をまるで友人のように身近に感じられたりした経験はないだろうか。それは、キャラクターが魅力的なのはもちろんのこと、彼らの部屋にあるインテリアやファッションが役柄に寄り添い、人物像を輝かせているから。
パリを代表する名所・エッフェル塔が“主役”ともいえる作品『エッフェル塔~創造者の愛~』が3月3日(金)に公開される。地上300m、100%鉄製という当時としては異例尽くしの建造物完成のドラマには、どんなロマンスが秘められているのだろう。
ここ数年、毎年6月は、「プライド・マンス(Pride Month)」であることが、ようやく広く知られるようになってきた。
現代を代表する世界的歌姫、セリーヌ・ディオン。その類い希な才能と、天真爛漫な人柄、そして運命的な人生から生まれた愛に溢れる映画が『ヴォイス・オブ・ラブ』だ。
不老不死は、人類の永遠の夢。そう語られることは少なくない。現時点で死を避けることはできないが、老化を先送りするアンチエイジングのための方法は次々に編み出されている。その延長線上にあるストップエイジングも、もはや夢ではないかもしれない。
映画と音楽は、切っても切り離せない間柄。素晴らしい物語と素敵な曲が出会えば、テーマ音楽を聴くだけで映画の一場面が心に映し出され、いつでもどこでも作品世界へとトリップできる。
スティーブ・マーティンとマーティン・ショート、“二人のマーティン”がタッグを組んで戻ってくる。そう聞けば、多くのコメディ映画ファンは大喜びすることだろう。この名コンビが復活の舞台に選んだのが、ドラマ「マーダーズ・イン・ビルディング」だ。
映画とは、人間の想像力と、想像世界を具現化する技術、個性的な表現を楽しむ総合芸術。なかでも、SFというジャンルは、映像文化の発展に大きく貢献してきた。
ある日突然、愛する夫を他の女性と「シェア」することになったとしたら?
“固定観念”から解き放たれる6組の女性アスリートたちの姿を描く、「SK-II STUDIO」映像第二弾アニメシリーズ「VSルール」は、前時代的な価値観、様々なプレッシャーと対峙する彼女たちの実体験を元に制作された。
最近のお気に入りドキュメンタリーはファッション映画だ。生きた芸術とも言われるファッションへの好奇心と、クリエイションへの好奇心、そのどちらも満たされるものだから、つい繰り返し観てしまう。
香水も人生も、「調和」によって完成していくことを、情感たっぷりに映し出したのが監督のグレゴリー・マーニュと主演のエマニュエル・ドゥヴォスだ。2人のいるパリと東京を繋ぎ、映画について、香りについて話を聞いた。
『パリの調香師 しあわせの香りを探して』は、今までほとんど描かれることのなかった香りの魔術師の物語。
たった、約15分。この短い時間で、いかに人生は変わってしまうのか。
恋とはかなりやっかいだ。