BBC EARTHが世界に送り出してきたネイチャー・ドキュメンタリー映画『ディープ・ブルー』『アース』『ライフ−いのちをつなぐ物語−』。そこに広がるのは、見たことのない圧倒的な自然の美しさと力強さ。彼らクルーが実際に足を運びカメラに収めたその映像をスクリーンを通して観ることは、まるで彼らと一緒に世界を旅しているかのような体験。一般的な旅行では決して辿り着けないような場所にも連れていってくれます。
そんな彼らがハリウッド最高峰の3D技術を取り入れ、これまで以上にリアルな大自然をスクリーンに映し出すのが、5月2日に公開となる『ネイチャー』です。その躍動感、臨場感は、ほんとうに凄い! 凄いんです。今回、訪れた国は13ヵ国。撮影日数は573日。謎めいた森、燃え盛る地下世界、異国の砂、灼熱の平原、魅惑の海中都市、凍てつく山、荒れ狂う激流──。“3D”で映し出していくのは、アフリカ大陸に広がる7つの世界。案内するのは“水”です。ふだん私たちの日常にある“水”がさまざまに姿形を変え、大地から大地へ、海へ、山へ、空へ、自然と動物たちの世界に誘っていきます。
7つの世界の中には、知っている場所、知っている動物ももちろんあるでしょう。けれど、3Dとして映し出される映像はこれまでの映像とはわけが違うんです! たとえば、熱帯雨林に生息するマウンテンゴリラの家族が映し出されれば、まるで自分がその一員になったような息を感じるほどの感覚を味わい、世界最古のナブミ砂漠では、風によって偶然できあがる砂の造形の美しさに目を奪われ、珊瑚礁やカラフルな色とデザインの魚たちが暮らす海中では、自分も海の住人になったかのように……。そんなふうに、いつの間にか大自然に入り込み、実際に各世界を体験したかのような記憶が刻まれるんです。しかも、鮮明に。
『ネイチャー』はアフリカ大陸の大自然を旅する切符。地球を“見る”“知る”ことから今度は“体験”へ──そこには、本当の自然の美しさが待っています!
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ニール・ナイチンゲールと共に本作で監督を務めた、パトリック・モリス監督。シネマカフェでは先日、来日を果たした際にインタビューを敢行!
撮影中に船が転覆するといったハプニングから、本作で描きたかった“いのち”というテーマについてまでたっぷりとその裏側を語ってもらいました。
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映画のロケ地となった国や街を紹介しながら、違った角度から映画を楽しめるコラム「シネマVOYAGE」。今回は、映画『ネイチャー』をピックアップした特別版でお届け!
海に、砂漠に、火山に、空と大自然を“感じる”本作の見どころを、ロケ地に注目しながらさらに深くご紹介。スクリーンで地球を旅できる本作のガイドブックとして、映画館から旅立つ前にチェック!
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