リメンバー・ミー

キャスト

  • ロバート・パティンソン
  • エミリー・デ・レイヴィン
  • ピアース・ブロスナン
  • レナ・オリン
  • クリス・クーパー
  • ルビー・ジェリンズ
  • テイト・エリントン
  • ケイト・バートン

ロバート・パティンソン

ガンジー曰く“すべての行動は無意味かもしれない”それなら行動する意味はあるのか?

22歳の誕生日を目前に、生きる意味を見つけられず“理由なき反抗”を続けているタイラー。「どうしても演じたかった。タイラーはそのまま僕自身の姿でもあります」と語るロバート・パティンソンは、1986年5月13日ロンドン生まれの25歳。『トワイライト』シリーズのエドワード・カレン役でトップ・アイドルに躍り出て以来ブームの渦中にいるが、実は19歳で出演した『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05)で人気を得てからも、気に入った脚本なら映画の規模を問わずオーディションに挑み出演し続けてきた気骨の人。映画が単なるビジネスに見えてミュージシャンの道に進もうかとも悩んだりもしたが、『リメンバー・ミー』の脚本に出会い、準備を進めていたところで『トワイライト~初恋~』(08)が大ブレイク。有名になった後は低予算作品への出演を辞退せざるを得ないエージェントが多い中、ロバートは逆に製作総指揮も引き受け一気に映画化を牽引。シリーズ2作目『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(09)の直後にクランクインにこぎつけた。

リース・ウィザースプーンと共演した「Water For Elephants(サーカス象に水を)」(10)や、クリスティーナ・リッチ、ユマ・サーマン、クリスティン・スコット・トーマス共演のモーパッサン「ベラミ」(10)が待機中。現在はカナダでドン・デリーロ原作をデヴィッド・クローネンバーグが監督する「コズモポリス」の撮影に臨んでおり、ポール・ジアマッティ、ジュリエット・ビノシュ、サマンサ・モートン、マチュー・アマルリックら豪華俳優たちをむこうにまわし主人公の青年エリックを演じる。ファン待望の『トワイライト』新作は2012年に日本公開予定。

ロバート・パティンソン

エミリー・デ・レイヴィン

デザートは先に食べる主義なの

タイラーと同じく大切な人を突然亡くした過去を持つアリー。それでも陽気に前を向いて生きる姿が、やがてタイラーの人生を照らしていく・・・。800人の中から選ばれ、魅力溢れるアリーを演じたエミリー・デ・レイヴィンは、1981年12月27日オーストラリア生まれ。9歳からバレエを始め、15歳で名門カンパニーで踊るほどのダンサーだった。オーストラリアのTVシリーズ「Beastmaster」(99~02)の全米放映を機にLAに移り、『ロズウェル/星の恋人たち』(99~02)の第2シーズンに出演。02年にはスティーヴン・キングの「キャリー」TV版に出演した後、ゴールデン・グローブ賞受賞ドラマ『LOST』(04~10)でオーストラリアから来たシングル・マザーを演じ、人気を博した。

映画出演は、05年にサンダンス国際映画祭で注目を浴び09年に全米公開された『BRICK ブリック』、カルト・ホラー「サランドラ」(77)のリメイク『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)、ジョニー・デップの『パブリック・エネミーズ』(09)やアニメ『ガフールの伝説』(10/声の出演)など。ファムケ・ヤンセン、エレン・バーキンと共演した「The Chameleon」(10)が待機中。

エミリー・デ・レイヴィン

ピアース・ブロスナン

お前は無責任なガキだ!

息子と衝突したままの父、弁護士チャールズを演じるのは現在ハリウッドきっての国際的スター、ピアース・ブロスナン。1953年5月16日アイルランドに生まれ、ロンドンで演技を学ぶ。アメリカに渡ってからは、TVシリーズ『探偵レミントン・スティール』(82~87)を経て5代目ジェームズ・ボンドに。『007/ゴールデンアイ』(95)、『トゥモロー・ネヴァー・ダイ』(97)、『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)、『ダイ・アナザー・デイ』(02)と興行的にも大ヒットを飛ばす一方で、96年に自ら制作会社を設立、今日まで9本の映画を制作してきた。2作目の『トーマス・クラウン・アフェアー』(99)が批評的にも興行的にも成功を収めたほか、5作目の「ザ・スナイパー」(05)ではゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネート、俳優としての評価をより一層高めた。こうして“ボンド俳優”というレッテルを返上してきた彼の目には、今回のパティンソンの挑戦が一層頼もしく映ったらしく、思い切って胸を借りて体当たりした彼に「謙虚で勇敢。広く羽ばたいて欲しい」とエールを贈る。

出演作品は数多く、『ミセス・ダウト』(93)や『マンハッタン・ラプソディ』(96)、『テイラー・オブ・パナマ』(01)、『あぁ、結婚生活』(07)、『マンマ・ミーア!』(08)、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(10)など多岐にわたる。ユアン・マグレガー共演のロマン・ポランスキー監督作『ゴースト・ライター』(10)のほか、サラ・ジェシカ・パーカー共演の「I Don't Know How She Does It」(11)、『ジョニー・イングリッシュ』続編、ウォルター・ヒル監督の新作「St. Vincent」、本年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞したスザンネ・ビア監督の新作「All You Need Is Love」など続々待機中。

ピアース・ブロスナン

レナ・オリン

死んだ兄さんのおかげで、家族がつながってるわね

6年前に長男を失い、離婚・再婚と紆余曲折を経ながらも太陽のようにタイラーたちを包み込む母ダイアンを演じるのはレナ・オリン。『愛を読むひと』(08)の自然な演技に感服した監督から熱望され、「ピアースと私…きっとロブの両親に見えるわね?」と出演を快諾した。1956年3月22日、スウェーデンのストックホルム生まれ。両親ともに俳優で、“ミス北欧”に選ばれながらも演劇学校の受験に失敗して医学の道へ。しかし、父が常連だったイングマル・ベルイマンに請われて舞台女優へと進路を変え、75年に彼の『鏡の中の女』で映画デビュー。『ファニーとアレクサンデル』(82)に続いてTVM「リハーサルの後で」(84)で初主演を務めた。彼女が一躍世界の注目を集めたのは、初の英語作品『存在の耐えられない軽さ』(88)。今回夫婦役を演じたピアース・ブロスナンはこの時のレナに衝撃を受け、以来共演を熱望していたという。翌年『敵、ある愛の物語』でアカデミー賞にノミネート。以降、『ハバナ』(90)、『心のままに』(93)に続く『蜘蛛女』(93)の悪女役でも強烈な印象を残した。

94年に結婚した夫、ラッセ・ハルストレム監督とともに95年よりニューヨーク在住。ハルストレム作品には、アカデミー賞ノミネート作品『ショコラ』(00)、『カサノバ』(05)に出演した。その他、01年に始まった人気ドラマ『エイリアス』でアメリカのTVドラマに初登場、エミー賞にもノミネートされた。

レナ・オリン

クリス・クーパー

娘はどこだ、事情を知ってるのか?

10年前に妻を亡くして以来、娘を溺愛してきたクレイグ警部。夜の街のケンカ沙汰で留置所にぶち込んだタイラーが娘に近付いたことを知って、黙っていられるはずはなかった・・・。そんな父の姿を演じるのは、ブロスナンとは違うタイプのハリウッド俳優クリス・クーパー。99年の『アメリカン・ビューティー』でアネット・ベニングやケヴィン・スペイシーらとともに全米俳優組合賞アンサンブル演技賞を受賞、02年の『アダプテーション』ではアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞したほか、さまざまな役柄で各国の批評家協会賞の常連となった。

1951年7月9日、カンザスシティ生まれで、数々の舞台を踏んだ後、87年に盟友ジョン・セイルズ監督の『メイトワン-1920』で映画デビュー。セイルズ作品「希望の街」(91)、「真実の囁き」(96/インディペンデント・スピリット賞ノミネート)のほか、『真実の瞬間(とき)』(91)、『ボーイズ・ライフ』(93)、『評決のとき』(96)、『大いなる遺産』(98)、『モンタナの風に抱かれて』(98)、『遠い空の向こうに』(99)、『ボーン・アイデンティティー』(02)、『シービスケット』(03)、『カポーティ』(05)、『ジャーヘッド』(05)、『シリアナ』(05)、『キングダム/見えざる敵』(07)、『アメリカを売った男』(07)など、多種多様な映画で重要な役を演じてきた。近くは、『ザ・タウン』(10)、『テンペスト』(10)にも出演。

クリス・クーパー

ルビー・ジェリンズ

パパは私のことを嫌ってる?

セントラル・パークの散歩が好きな、おませな妹――キャロラインは、永遠の青春小説「ライ麦畑でつかまえて」へのオマージュを思わせる要素のひとつだ。演じるルビー・ジェリンズはマーティン・スコセッシ監督『シャッター アイランド』(09)に端役で出演していたが、今回が初の本格的な映画出演。複雑な悩みを抱える大人びた少女を静かに怪演、これまで見たこともない天才子役とスタッフ、キャストを驚かせた。撮影中は、現場のアイドルとして皆からから溺愛された。

ルビー・ジェリンズ

テイト・エリントン

悩みは俺が解決してやる、飲んで騒ごうぜ!

ニューヨーク映画の代名詞とも言われるウディ・アレンの代表作を彷彿とさせる名前を持つ人物、エイダン・ホール=Aidan Hallを演じるテイトは、主に舞台で活躍しながら、いくつかのインディペンデント映画にも出演してきた新人。オーディションで初の大役を手に入れた。監督は当初、エイダンにはもっと大柄で鈍な感じのキャラクターをイメージしていたが、テイトに会った途端、本人の愉快さといかにもニューヨーカーらしい風情が気に入って起用。チャラチャラしてお気楽な顔の裏で、繊細な気遣いを見せる愛すべき親友を見事に演じきった。

テイト・エリントン

ケイト・バートン

タイラー、お父さんと仲良くね

チャールズに仕えながら、タイラーたち家族を長年見守ってきたジャニン。演じるケイト・バートンは、1957年9月10日スイスのジュネーブ生まれのマンハッタン育ち。イギリス映画界を代表する俳優のリチャード・バートンを父に持ち、数々のブロードウェイ作品でトニー賞にもノミネートされた実力派。TV出演も数多く、『グレイズ・アナトミー』(05~10)ではエミー賞に2度ノミネートされている。主な映画出演は、『ゴースト・ハンターズ』(86)、『8月の誘惑』(96)、『ファースト・ワイフ・クラブ』(96)、『アイス・ストーム』(97)、『セレブリティ』(98)、『運命の女』(02)、『トラブル・イン・ハリウッド』(08)など。

ケイト・バートン
2012年3月9日(金)DVDリリース!(レンタル同時開始)