リメンバー・ミー

イントロダクション

リメンバー・ミー

「いまこそ ニューヨークに愛をこめて」 信念のメッセージが はからずも今 私たちに響く

ニューヨークの安アパートに暮らすタイラーの心は苦悩と怒りで満ちていた。6年前、兄の死が全てを変えた。弁護士の父との溝は埋まらない。母が再婚し、父の愛を見失った11歳の妹を救ってやることもできない。孤独と虚無の日々・・・タイラーは人生の迷子だった。しかし、ある日出会ったアリーの揺るぎなさが彼を開いていく。初めて感じる本気の愛、生きる悦び。やがて、彼女自身が同じ傷を抱えていると知ったとき、バラバラだった家族の再生がゆるやかに訪れる・・・。

登場人物は、皆それぞれ傷ついている。「リメンバー・ミー(私を忘れないでいて)」という言葉を胸に生きている。だからこそ目の前の愛があまりに強く美しい。人はある日大切な誰かを失う、それでも人生は続くということが切実に突きつけられる2011年の日本に、『リメンバー・ミー』のメッセージは思わぬ意味を持って響いていくことになるかもしれない。

「悼みを抱えて、それでも前へ――」21世紀を生きていくということ。大切な人を愛し、この1日を生きるということ。スタッフとキャストが一丸となって伝えたかったという信念が、うっとりするような愛の物語の形を借りて、祈りのように私たちに届く。

リメンバー・ミー

『トワイライト』 のロバート・パティンソン 主演/製作総指揮。彼の熱意に揺り動かされた実力派俳優、 信念の豪華競演!

出口の見えない人生の迷路で、運命の出会いによって開かれる未来――『旅立ちの時』(88)、『ギルバート・グレイプ』(93)に続き、新たな愛の物語が登場した。

無名新人が書き下ろした脚本に惚れ込み映画化を牽引したのは、『トワイライト・サーガ』のロバート・パティンソン。念願の企画で初の製作にも進出、誰もが経験する等身大のリアルを演じて新境地を開いた。
恋人のアリーには『LOST』のエミリー・デ・レイヴィン。聡明で大胆な忘れられない魅力でタイラーを包み込む。
タイラーの両親には『007』シリーズのピアース・ブロスナンと『愛を読むひと』のレナ・オリン、アリーの父親には『アメリカン・ビューティー』のクリス・クーパーが集結。それぞれ傷つきながらも若いふたりを見守る繊細なアンサンブルで、愛の喪失と再生の物語の中に過酷な現代をも浮き彫りにした。

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2012年3月9日(金)DVDリリース!(レンタル同時開始)