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「お金があるからハッピーだとは限らないわ」『Bridget ブリジット』アンナ・トムソン来日インタビュー

『ファストフード・ファストウーマン』で日本でもクリーンヒットを飛ばしたアンナ・トムソンとアモス・コレックのコンビが2年ぶりに帰ってきた。2人の新作『Bridget ブリジット』は、ちょっと過激で荒唐無稽なストーリー。コケティッシュな魅力を放つ主演のアンナ・トムソンに作品について聞いてみた。

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『Bridget』アンナ・トムソン
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『ファストフード・ファストウーマン』で日本でもクリーンヒットを飛ばしたアンナ・トムソンとアモス・コレックのコンビが2年ぶりに帰ってきた。2人の新作『Bridget ブリジット』は、ちょっと過激で荒唐無稽なストーリー。コケティッシュな魅力を放つ主演のアンナ・トムソンに作品について聞いてみた。

今回アンナが演じたブリジットの人生は波乱万丈。離れて暮らす最愛の息子・クラレンスを取り戻すために危ない仕事にも手を染める。それだけにハードなシーンもあり、アンナ自身も「すべてが大変な撮影。肉体的にも精神的にもつらいシーンが多く、自分の忍耐力を試されているようだった」と撮影を振り返った。また、目的のためにはたとえ良くないことでもやってしまうブリジットというキャラクターについては、「目標のために常に必死で努力している姿勢は自分に近いと思う」と語った。

本作でブリジットの息子・クラレンスを演じているのはアンナの実の息子であるヒューゴ。実の息子との共演についてアンナはこう語る。「ヒューゴの出演はアモスからの要請なの。私の息子は双子なんだけど、兄のウィリーの方がハンサムだから私はてっきりウィリーのことだと思っていたのよ。選んでくれたことはもちろん嬉しかったけれど、自分の子供にはやっぱりいい演技をして欲しいし、出演シーンはカットされたくないからすごく心配だったわ。だからこの映画では女優以外に母親としての自分も多く出せたと思うの」。

ブリジットは生きるためにお金を必要としている。それは程度の差はあれ誰にでも当てはまることだが、アンナは「お金があるからハッピーだとは限らないわ」と言う。「お金がすべてというのはとても孤独で寂しいことだと思うの。今のアメリカはお金を過度に重要視しているけれど私は興味がないわ」。

日本では未公開の作品も含めると、アモス・コレック監督とアンナが組むのはこれで4作目になる。監督と主演女優という関係以上に2人は深い絆で結ばれているようにも思える。「アモスとの関係は、対等というよりはお互いが助け合うという感じね。アモスにも妻子がいて私にも夫と子供がいるけれど、仕事の上では最高のパートナーね。珍しい関係だけど、出会えてラッキーだったと思うわ」。

プライベートでもファッションが大好きだというアンナだが、映画の中でもスレンダーなスタイルで個性的なファッションをスマートに着こなしている。「アモスの映画では衣裳はすべて私が選んでいるの。だから今回の映画でも衣裳に関しては満足しているわ。ただ、(ピートとのシーンで着ていた)パジャマだけは私の好みじゃなかったわ。私は猛反対して嫌がったんだけど結局あれが使われてしまったの」。どんなパジャマかは本編を観てのお楽しみである。

本作のラストでブリジットはささやかだけれど大切な幸せを手に入れる。このラストについてはアモス・コレック監督もアンナも気に入っていると言う。「あれはハッピーエンドでなければ困るわ。私もアモスもそれを願ってこの映画を作ったのよ」。

ドルチェ&ガッバーナの黒いワンピースを着こなし、間もなく結婚して1年になるという舞台俳優の夫と一緒に来日していたアンナ。私生活でも幸せを手にしたアンナの女優として、女として、母としての顔を『Bridget ブリジット』で体験してみては?
《シネマカフェ編集部》
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