※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』板尾創路インタビュー

実写化不可能…というより誰も実写化しようとすら思わなかったであろう漫画が実写化されてしまった。その映画こそ『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』である。原作は450万部の売上げを誇る同名ギャグ漫画。あらゆる常識を無視し、漫画でしか成り立たないと思われた世界をいったい誰が、どのように映画化したというのだろうか。というわけで、本作の構成・出演を兼ね、お笑いコンビ130Rとしての活動やダウンタウンの番組などでもお馴染みの板尾創路さんに話をうかがった。

最新ニュース インタビュー
注目記事
『魁!!クロマティ高校/THE MOVIE』板尾創路
『魁!!クロマティ高校/THE MOVIE』板尾創路
  • 『魁!!クロマティ高校/THE MOVIE』板尾創路
  • 『魁!!クロマティ高校/THE MOVIE』板尾創路
  • 『魁!!クロマティ高校/THE MOVIE』板尾創路
実写化不可能…というより誰も実写化しようとすら思わなかったであろう漫画が実写化されてしまった。その映画こそ『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』である。原作は450万部の売上げを誇る同名ギャグ漫画。あらゆる常識を無視し、漫画でしか成り立たないと思われた世界をいったい誰が、どのように映画化したというのだろうか。というわけで、本作の構成・出演を兼ね、お笑いコンビ130Rとしての活動やダウンタウンの番組などでもお馴染みの板尾創路さんに話をうかがった。

役者としては数多くの映画出演作がある板尾さんだが、本作には構成としても参加している。「僕は原作を読んでいなかったんですが、逆に読まないほうがいいということで、未だに読んでいません。映画化にあたっては、核となる話やキャラクターをこちらで設定して、その中に原作の要素を盛り込んでいきました。原作者の野中(英次)さんも好きにしていいと言ってくれたんで、基本的に自由にやらせてもらいましたね」。

初めて映画の構成を手掛けるにあたっては、どのような点を意識したのだろうか。「いかにもコントっぽく“ここで笑わせよう”と狙うのはちょっと違うんかな、という気のつけ方はあったんですけどね。テレビっぽくなってもちょっと気持ち悪いし…オチをはっきりつけないでニヤニヤした感じで観れるというのが理想でした。映画なのでキレイに決めすぎることはしたくないなと思いました」。

そんな板尾さんのアイデアはもちろん劇中でも活かされている。1971年〜72年にかけて放送されたテレビの特撮ドラマ「スペクトルマン」に出てくる“ゴリとラー”や、元祖ホラー映画の代名詞『エクソシスト』をモチーフにしたエピソードがそれだ。「“エクソシスト”は、原作にないシーンがあったらいいなということで、メカ沢(ロボットでありながら高校生でもあるキャラクター)を使って一番メカらしくないことをやるのが面白いなと思いました。コントやったら誰かひとり冷静な人が(ツッコミを入れて)笑わせるんですが、そういうことは一切なく…。“宇宙人ゴリ”は、地球防衛軍だから宇宙から攻めてきたら面白いなあと思って、出すことになったんですよね。最初は(キャラクターの使用権利の問題で)無理だろうと言ってたんですが、たまたま許可が下りたんでラッキーでしたね」。

これらのネタは70年代の産物だが、たとえ知らなくても楽しめるものとなっている。「知っている人は面白いと思うし、知らなくても面白いだろうなとは思うんですけどね。やっぱり自分が面白いと思ったことのほうが面白くできるし、この映画もいろんな年代の人が観たほうがええなぁと思うし。これはわからんやろ、と止めてしまうのは勿体ない。若い人にはピンとこないかもしれないけど、それはそれでいいんかなという感じがします」。

キャストにはプロレスラーの高山善廣など一筋縄ではいかない面々が名を連ねるが、阿藤快の起用は板尾さんの発案だという。「原作にも出てくる“地球防衛軍”の隊員がもう1人欲しいなと思って話し合っていたときに、阿藤さんが頭に浮かびました。阿藤さんの名前が出た時点で即決という感じでしたね」。

役者としては“マスク・ド・竹之内”を演じているが、数多いるキャラクターの中でなぜこの役を板尾さんが? 「竹之内というキャラの“バレバレなのにも関わらず何食わぬ顔でいる”という雰囲気は僕と似ているところもあるんで、自分で評価するのもなんですけど…変な自信みたいなものはうまく出ていたような気はしますね。(竹之内以外では)僕のキャラに合っているかどうかはわかりませんけど、山口登の役は魅力があります」。

本作には急逝したプロレスラーの橋本真也さんも出演している。本編とは関係のないところでもなにかと騒がしいが、板尾さんが「最初に観たときは声を出して笑ってしまった」というオープニングからして十分期待できる。大人が大真面目にバカをやるとどうなるのか!? その答えは映画館にある。

板尾さんからの動画メッセージはこちら!
《シネマカフェ編集部》
【注目の記事】[PR]
page top