『マザー・テレサ』オリビア・ハッセー来日記者会見

最新ニュース

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセー
  • 『マザー・テレサ』オリビア・ハッセー
  • 『マザー・テレサ』オリビア・ハッセー
  • 『マザー・テレサ』オリビア・ハッセー
弱い者に惜しみない愛と援助を与え、故・ダイアナ妃など多くの著名人にも影響を与えたマザー・テレサ。その生涯が映画になってよみがえった。主演を務めるのは、マザー・テレサを演じることが長年の夢だったというオリビア・ハッセー。シンプルなサリーに身を包んだ姿からは本物に負けるとも劣らないオーラが感じられる。ハッセーにとっては縁の地でもある日本に17年ぶりの来日を果たし、日本の観客にメッセージを贈った。

ビーズがあしらわれたアシンメトリーなブラウスにゴールドのワイドパンツと、全体的にゴールドとベージュを使った品格ある豪華な装いで現われたオリビア・ハッセー。衣装は彼女自身が手がけるオリジナルブランドのもので“すべての女性が着られる、美しく見える洋服”というコンセプトとのこと。いつも笑顔と気遣いを忘れず、質問にも丁寧に答える様子はマザー・テレサと同様に愛を与える使者という印象だ。


20年来の夢が叶ってマザー・テレサ役を射止めたというハッセーだが、そもそものきっかけは「路上で死にかけていた女性がマザーの腕の中で息を引き取った」という記事を読んだことだったという。「私はそのエピソードに涙しました。女優としてジュリエットや聖母マリアという素晴らしい役に巡り合う機会に恵まれましたが、次に演じたいと思ったのがマザー・テレサでした。ですから今回のオファーは神からの、マザー・テレサからの贈り物ではないかと思っています」。

今回、マザーを演じるにあたってハッセーは特殊メイクで鼻をつけている。その鼻を作りに行ったローマでは、マザー・テレサと一緒に活動していたという御年90歳になるシスターに会い、「(完成した映画を観て)彼女が『まるでマザーを見ているようだったわ、オリビア』と言ってくださったのが本当に嬉しかったです」と述べた。また、先ごろ亡くなったローマ法王、ヨハネ・パウロ二世との交流についてはこう語る。「マザー・テレサの役をいただいたときに、ヨハネ・パウロ二世にお手紙をしたためました。『このプロジェクトを祝福してください』と伝えると、10日後に『楽しみにしています』というお返事を頂きました。実は私が過去に出演した『ジュエラーズ・ショップ(原題)』の脚本を手掛けていたのがヨハネ・パウロ二世だったのです。今回の映画ではイギリスの女王にも、ローマ法王にも、また美智子妃にもお会いすることができてとても幸せです」。

しかし、スリランカでの撮影は過酷なものだったようだ。「暑くなってくると特殊メイクでつけた鼻がズルリと落ちてしまうこともあり、その度にお休みをとって鼻をつけ直していました。体調はとても悪かったのですが、マザーがマラリアにかかりながらもカルカッタに出て行って人を救っていたことを思って自分を奮い立たせながら頑張りました。非常にきついスケジュールでしたが、全員が一丸となって家族のようでしたし、それを見守ってくれているようなマザー・テレサの存在を常に感じました」。

最後にサプライズ・ゲストとして25年前の深作欣二監督『復活の日』で共演した草刈正雄が登場すると「ぜんぜん変わっていませんね(笑)。未だにハンサムです」と再会を喜び、草刈さんも「彼女しかこの役は出来ないと思います」とコメントした。

写真撮影の際には「ハッピー・オーガナイズ!(幸せな無秩序)」と、マザー・テレサが生前好きだった言葉を投げかけたオリビア。「この作品はきっとマザーも気に入ってくれると自負しています。ハリウッドの大作のように多大な製作費をかけたり、有名な俳優が出ているわけではありませんが、とても小さくてスウィートでシンプルなメッセージを持った作品です。この映画を観た2時間だけでも、他者のことを考えたり愛について思いを馳せていただけると、マザーは幸せだと思います」。マザー・テレサとオリビア・ハッセーという2人の女性からのメッセージを劇場で受け取って欲しい。
《text:cinemacafe.net》
page top