『南極日誌』ソン・ガンホ、ユ・ジテ、イム・ピルソン監督来日記者会見

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『南極日誌』ソン・ガンホ、ユ・ジテ、イム・ピルソン監督来日記者会見
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2005年の夏は、過酷な自然条件の中で生きるペンギンたちに注目が集まったが、人間にとっても南極はやはり厳しい土地である。その聖域に挑戦する男たちの姿を通して内なる人間ドラマを描いた『南極日誌』より、韓国映画界の宝ともいえるソン・ガンホと『オールド・ボーイ』で注目を集めたユ・ジテがイム・ピルソン監督とともに来日した。

韓国の隊員たちが実際に南極大陸を横断するテレビ・ドキュメンタリーから本作の着想を得たというピルソン監督。「隊員のひとりの身体に異常が発生して、探検を放棄してしまうというものでした。南極なんて何もなくただ寒くて白いだけなのに、なにがあんなに涙を流させるのだろうと思った記憶があります。それで南極を舞台にして映画を作れば人間の本性や欲望をうまく描けるのではないかと思ったのです」。

ずっと前からこの作品への出演を決心していたというガンホ。今や韓国映画には欠かせない顔であるが、初共演のユ・ジテについては「(彼は)ヨン様よりもハンサムな俳優です(笑)。実力のある後輩で、ぜひ共演したいと思っていたので今回それができて嬉しかったです。一緒に仕事をした者を魅了するいい演技をしてくれました」と絶賛した。

そんな大先輩を前にジテは、「演技力が素晴らしいだけでなく、私たち後輩の面倒見もとてもよく、ご一緒できて光栄でした。この場を借りてソン氏と自分を含め6名の隊員である共演者に感謝したいです」と、大先輩であるガンホに挨拶した。

実は南極本土ではなく、ニュージーランドやセット内で撮影されたという本作。ガンホは「事前に探検の基本知識、訓練、今までの探検記を読んだりしました。100kgのソリを引いて雪原を歩くシーンもあったので、衰弱していく様子を見せるためにも(撮影中は)1日3時間かけて25kmを歩いていました」と役づくりのエピソードを明かした。また「(俳優は)白い雪原とテントの中を交互に撮ることの繰り返しだったので、隊員全員が緊張感を持続させていく内的苦労のほうが大きかったです」とコメントし、隊長という役柄のみならず現場でもリーダー的存在だったようだ。

今回の撮影のために13kgもの減量をしたというジテだが、体重の増減にはとらわれすぎないようにしているという。「映画に合わせて服を着替えるように、体重を増減させるのも俳優の仕事ですから」。そんなストイックなガンホとジテに比べてだいぶふくよかなイム監督。鋭い記者がその体型を指摘すると場内は爆笑に包まれた。「私は映画を撮っているとストレスで太ります。実際、『なぜ監督は痩せないの?』と聞かれますが、今ちょうど映画を撮り終わって体が重いので、次の作品を軽快に撮る為に痩せなくてはと思っています」。

「映画というものはレンガの積み上げのようなものだと思います。1つ1つのシーンの積み重ねで完成した本作の出来には満足しています」というジテ。精神的にも体力的にも極限状態に追いつめられたとき、人は果たしてどのような行動をとるのか? それを知るのは恐ろしいが、やはり知りたい気もする。
《text:cinemacafe.net》
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