今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.3 『28日後...』の3年後…。ダニー・ボイルの新境地?

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待ってました! ダニー・ボイルの最新作、『ミリオンズ』の公開がついに秋に決定しました。あのユアン・マクレガーの出世作でもある2作、『シャロウ・グレイブ』『トレインスポッティング』で注目を集め、イギリス映画ブームを牽引したボイル。『普通じゃない』『ザ・ビーチ』は、“いかにも”なハリウッド色がミエミエで、本来、彼の作品が持っているドロ臭さや皮肉っぽさが消えていて、あまりに整いすぎた感じが、残念な作品。そんな彼が『28日後...』で、本領を再び発揮したのは、2002年のこと(日本公開は2003年)。その前年には、『ストランペット』『ヴァキューミング』の2作を撮っているものの、ファンの多い日本ですらあまり話題にならず。

ということで、「ほんとうにダニー・ボイルは復活したと言えるのか?」と、斜に構えている人々が、その判決を下すために手薬煉ひいて待っていたのがこの『ミリオンズ』だったというわけ。

ちょうどこれから、マスコミに披露され始めるという時期のため、未見の私もその判断はできません。ただ、監督の「僕の子供たちに堂々と観せられる映画を作りたかった」という発言から察するに、大胆にも新境地を切り開いたことだけは確か。気になるストーリーは…。

英国のボンドが12日後に、ユーロに切り替わるという日、大量のポンド札を積んだ列車が焼却炉へ向っていた。銀行強盗がそれを狙っていたが、なんと思わぬ大失敗。そしてお金が詰まったバッグは、ひらりとどこかへ飛んでいく。着地地点には、ダミアンとアンソニーという2人の幼い兄弟が。まんまと大金を手にした彼らは、それを一気に使い始めた!

新境地とはいっても、やっぱり“お金”と“犯罪”の香りがたっぷり。それでもあくまで、“信じることの大切さと未来への希望をおおらかに描く感動作”ということなので、どんな展開が待っているのか、まったく気が気でない私なのです。

来週は、ロンドンからの生情報をお送りします! お楽しみに。


《text:June Makiguchi》
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