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“ストロベリーショートケイクスを巡る音の旅”開催

10月22日、渋谷アップリンク・ファクトリーにて映画『ストロベリーショートケイクス』のサウンドトラックを手がけた女性音楽家のmiroque(みろく)がゲストを招いて開催する音楽会“ストロベリーショートケイクスを巡る音の旅”が行われた。

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10月22日、渋谷アップリンク・ファクトリーにて映画『ストロベリーショートケイクス』のサウンドトラックを手がけた女性音楽家のmiroque(みろく)がゲストを招いて開催する音楽会“ストロベリーショートケイクスを巡る音の旅”が行われた。

毎回テーマを変えて行われるこの音楽会。映画『ピンポン』への楽曲提供で知られる仙台在住のポストロックユニット・SUBTLEや、異能のコントラバス奏者・菊地雅晃など、これまで登場した顔ぶれを見ると“ガーリーでファンタジックなエレクトロニカ”を奏でるmiroqueのイメージとは裏腹に、一筋縄ではいかない音楽会となっている。

第4回目となる今回のテーマは“エレクトロニック・ミュージック・イッシュー”。トップバッターには驚異のハウリング・ヴォイス・パフォーマー、吉田アミが登場。咽喉(のど)の奥を震わせ、脳天から突き抜けるような声はもはや「声」という言葉で表すには限界がある。まるでデジタルノイズのように延々と続くその空気の振動に、聴いている側はただただ圧倒されるばかりだ。

2番目に登場したのはZero Charisma(team doyobi/SKAM/FAT CAT)による床に座り込んでのパフォーマンス。iPodに仕込まれたリズムやメロディーをラップトップでループさせ、エフェクターを挟みつつ、ロングミックスで展開。後半はおもむろに背後に転がっていたバッグからマイクを取り出し、その場で自身の声をサンプリングしてループに絡ませる。サイレンのような音から始まったライブは、全体として流れるようなストーリーを持った、心地よい内容だった。

最後に主催者のmiroqueが登場。2台のシンセサイザーと1台のラップトップを操ったmiroqueの演奏により、UPLINKの空間には『ストロベリーショートケイクス』でも披露された彼女独特の世界観が立ち現れる。それはまるで内藤礼のインスタレーションのような、女性特有の繊細さ、はかなさ、そして秘めやかなイメージを彷彿とさせる。タブラのRICA、ヴァイブラフォンのIZUMIを加えた後半では、それぞれの音がコロコロと転がり、ファンタジックで少し不思議な世界に包まれた。

アップリンク・ファクトリーではこの“ストロベリーショートケイクスを巡る音の旅”のほかにも“ストロベリーショートケイクスを巡る唄の旅”と題し、『ストロベリーショートケイクス』のエンディングテーマを唄うmount sugarを囲んでの音楽会も行われている。第8回となる次回は10月28日(土)、ゲストに小池アミイゴを迎えてライブが行われる予定。こちらも要注目だ。
《シネマカフェ編集部》
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