世界の映画館 vol.07 ケアンズ

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世界の映画館 vol.7 ケアンズ
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『プリシラ』、『マッドマックス』と僕が大好きなオーストラリア映画がある。どちらもオーストラリアらしい広大な土地の中のドライビングシーンが印象的である。きっと映画館も広大に違いないと何の根拠もなくケアンズの映画館にやってきた。

ケアンズは、ワーキングホリデーなどで日本人が多い街である。ただ、どちらかといえば田舎街のように思える。街中にはシネコンが2つ。1つは、「世界の車窓から」のオープニング映像でおなじみのキュランダ鉄道の終点というか始点のケアンズ駅のショッピングモールの中にある。もう1つは駅から10分程度歩いた場所に、広大というよりはこじんまりと建っている。ラインナップはどちらのシネコンもイギリス映画、ハリウッド映画、オーストラリア映画の3種類。日本人も韓国人も溢れている街なので一館くらいはアジアの映画がやっていてもよさそうなのだが見当たらなかった。僕が行ったときがたまたまだったのかもしれないが。

もう一つ特徴的なのは朝早い時間から上映していること。朝8時からやっているスーパーに比べれば、遅いのかもしれないが、それでも『Mr.ビーンズ・ホリデイ(原題)』など人気がありそうな新作映画は朝9時30分から上映していた。昔は日本の映画館も朝からやっていたが、今はたいていお昼近くになってからである。前回、書いたキューバもそうだったが、夕方からしか映画をやっていない国も多いので、それを考えるとケアンズは映画館の開始時間がかなり早い地域と言える。朝が早いということは、スーパーのように閉まるのも早い(ケアンズのスーパーは5時くらいで閉まってしまうこともある)と思われるかもしれないがレイトショーもやっている。

14.8オーストラリアドル(約1,500円)払って、オーストラリア映画『ラズル・ダズル(原題)』という子供のダンス教室の発表会のコメディを観ることにした。バズ・ラーマン監督の『ダンシング・ヒーロー』の子供版のような感覚を味わわせてくれる。

広大な映画館のイメージとはかけ離れた200名程度のこじんまりとした映画館である。僕は映画館では一番前の席で観るのが好きなのだが、この映画館に関して言えば、一番前の席は舞台上に意味不明な段差があり、明らかにスクリーンの下の方が観にくい。しかし、オーストラリア人にとってはどうでもいいのかもしれない。どうやら後ろの席の方が好きなようで見事に後ろから順番に埋まっていく。“郷に入れば、郷に従え”で、僕も後ろの席に座った。映画が終わって、場内が明るくなると見事に後ろから4列だけが埋まっていた。

《text:Ishiko》

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