梅雨を忘れる清涼な映画vol.1 棚田風景が美しい『雲南の少女 ルオマの初恋』

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『雲南の少女 ルオマの初恋』
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いよいよ6月に突入しました。1年の半分が過ぎようとしています。早いものですね、今年ももう梅雨がやって来るなんて。6月生まれの私にとって、誕生日というイベント(いまだに何だか嬉しい)があるために、とても特別な時期ではありますが、そうでない人にとっては休日も少ないし、ジトジトするしで、あまり嬉しい時期ではないはず。生活だけでなく人間の情緒に、天気がいかに大きな影響を与えているか実感する時期でもありますし。

カラリと晴れることの多い地域の人々は陽気。どんよりとした天気の多い地域の人は陰気。よく、イタリアとイギリスなどが比較されます。私が3週間ほどイギリスに滞在したのは、8月から9月にかけての最も爽やかな季節だったそうで、街の雰囲気も人々の様子もどこかうきうきしていました。「なんだ、イギリスってみんなが言うほど陰気じゃないな」と思いましたが、どうやらそれは仮の姿だったのだと後で聞きました。それほど、お天気って人の心を変えしまうものなのです。

それならば、梅雨のジメジメした時期に、なるべく爽やかな環境に身を置くのが得策。映画館のように涼しいところで…、というのなら尚いいですね。では、何を観れば? 最初のお勧めは、『雲南の少女 ルオマの初恋』

物語の舞台は中国・雲南省陽県。そこに暮らす少数民族のハニ族は、海抜2,000メートルの村に棚田を作って生活しています。そこで、17歳のルオマは、大都会・昆明から来たカメラマンのアミンに出会い、ほのかな恋心を抱くのです。異文化を背景にした青年との出会い、初めての恋にとまどう心、都会への憧れなどが瑞々しく展開。その背景となるのが、青く美しい棚田です。日本のものとは全く違い、スケールの大きな造形美を見せるこの風景は、欧米人にも人気で、観光客が多くやってくる土地。自然と人知が生み出したコラボレーションは、大きなスクリーンでこそ観てほしい絶景となっています。

もちろん、淡い初恋にも清涼感を感じます。ああ、自分の初恋だったかなと思い出すだけで、ジメジメとした現実から、思い切りトリップできるかもしれませんね。それぞれ、お好きな方法でどうぞ。

《text:June Makiguchi》
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