「ジェイに甘やかされて困る(笑)」ジェイ・チョウ監督作のミューズ、グイ・ルンメイ

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『言えない秘密』 グイ・ルンメイ photo:Yoshio Kumagai
  • 『言えない秘密』 グイ・ルンメイ photo:Yoshio Kumagai
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“天才”と称され、アジア圏で高い人気を誇るジェイ・チョウが監督業に進出。監督のみならず主演・脚本・音楽も兼ねた『言えない秘密』。青春時代の初恋を思い出させるような美しい映像と音楽で観客を魅了する本作で謎めいた少女・シャオユーを演じたグイ・ルンメイに話を聞いた。

──この作品は一言で“ラブストーリー”とは言い切れない魅力を持っていますが、最初に脚本を読んだときはどう思いましたか?
脚本よりも先にジェイ(・チョウ)がストーリーを説明してくれたんです。ちゃんとカットごとにストーリーを説明してくれたので本当に驚きました(笑)。ジェイの話を聞いているとそのシーンが頭に浮かんでくる感じで。ロマンティックな純粋な愛の物語で、私にとっては完璧なラブストーリーですね。

──ジェイから直接出演依頼があったんですか?
実は共通の知り合いがいて、その方から電話があったんです。「ジェイが会いたがっているよ」って。それで電話をしたら「映画に興味がありますか?」と言われて、会うことになったんです。

──監督が相手役でもあるということで、これまでとは勝手が違うようなこともあったと思うのですが…
そうなんです。監督と主演を兼ねる人と共演したのは初めてで、やっぱり驚きました。一緒のシーンを演じていても、ジェイが「はい、カット」って言うんですよ。それがすごい驚きで(笑)。自分で演じながらも全体のことを考えているわけですよね。それって普通ではできないことなので、聡明で勇気のある人だと思いました。

──シャオユーの持つ“言えない秘密”が物語のキーポイントとなっていますが、演じる上で気をつけたことはありますか?
役者って面白いもので、全てを知った上で初めから演じなければいけないんですよね。でも私は結末を気にして演じてしまうと、そういう感じが出てしまうと思うので、あまり意識しないようにしました。シーンの一つ一つを楽しみながら、(ジェイ扮する)シャンルンとの恋愛を楽しむ感じで、結末に引きずられないように演じました。

──劇中でピアノを弾いてらっしゃるシーンがありましたが、ご自身のピアノの腕前は?
グ実は小学校のときから6年間習っていたんですけど、嫌々で…(笑)。レッスンで上手く弾けないと先生に怒られるし。母には「ここまでやったら終わりにしてあげる」ってだまされながらやっていたんですよ(笑)。中学生になったときに勉強も大変になってやめたんです。全部自分で弾いたんですが、今回のために先生について1か月ほどレッスンしました。それでやっとできるようになったんです。

──ジェイの監督ぶりはいかがでしたか?
監督からは自然な演技を求められたので、すごく楽しい仕事ができました。監督にも言ったんですよ。「こんな仕事しちゃうと甘やかされちゃって困る」って(笑)。撮影と同時に自分のほかの仕事もあるので、監督はものすごい大変だったと思いますけど、私たち役者やスタッフにとってはすごく良いコンディションでできました。

──今後グイさんがジェイのように監督や脚本など、製作側に進む可能性はありますか?
監督という仕事には精神的な成長というか、どんなことにぶつかっても、それなりに対応していける能力が必要だと思うんです。そういう意味では私の経験はまだ足りないですね。いまは役者として、この映画という仕事で経験を積んで、たくさんの監督とお仕事をさせていただいて経験が豊富になったら、それこそカット割りでストーリーが語れるように(笑)なりたいと思っています。

コン・リーやケイト・ブランシェットに憧れると微笑むグイ・ルンメイ。美しく、そして涼やかな、劇中のシャオユーさながらの笑顔が印象的だった。これまでは学生役が多いが「もっと幅の広い役をやりたい。時代劇でもいいし、ホラーでもいい」と意欲を見せる。この先どんな笑顔を見せてくれるだろうか? 楽しみだ。

《photo:Yoshio Kumagai》

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