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熊切和嘉「真の映画ファンが集う場」 東京フィルメックスのラインナップ発表

世界各国から数々の良質な作品を集め、独創性あふれるラインナップで映画ファンを魅了してきた「東京フィルメックス」が、今年で9回目を迎える。11月22日(土)の開幕に先立ち、10月7日(火)、注目のラインナップ発表会見が行われ、本年度の審査委員長を務める野上照代氏を筆頭に、同イベントに新作を出品する園子温監督、熊切和嘉監督、濱口竜介監督が出席した。

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「第9回東京フィルメックス」ラインナップ発表会見(左より)熊切監督、園監督、濱口監督、野上氏
「第9回東京フィルメックス」ラインナップ発表会見(左より)熊切監督、園監督、濱口監督、野上氏
  • 「第9回東京フィルメックス」ラインナップ発表会見(左より)熊切監督、園監督、濱口監督、野上氏
世界各国から数々の良質な作品を集め、独創性あふれるラインナップで映画ファンを魅了してきた「東京フィルメックス」が、今年で9回目を迎える。11月22日(土)の開幕に先立ち、10月7日(火)、注目のラインナップ発表会見が行われ、本年度の審査委員長を務める野上照代氏を筆頭に、同イベントに新作を出品する園子温監督、熊切和嘉監督、濱口竜介監督が出席した。

特別招待作品12本、コンペティション10本に、高倉健主演の『南極物語』('83)など数多くのヒット作を送り出した名匠・蔵原惟繕の作品を集めた「蔵原惟繕監督特集〜狂熱の季節〜」などの特集上映が加わった今回のラインナップ。特別招待作品、コンペティション部門には、世界各国の国際映画祭で喝采を浴びた数々の作品が一足早く日本で上映される。また、日本人ブラジル移住100周年を記念して、今年は各部門で多数のブラジル映画も登場。オープニング作品として、ガエル・ガルシア・ベルナルがチェ・ゲバラの若き日を演じた『モーターサイクル・ダイアリーズ』で知られるブラジルの気鋭、ウォルター・サレスが共同監督したファミリー・ドラマ『リーニャ・ヂ・パッシ』が控えるほか、ブラジル映画の魅力を存分に伝える。

今回、コンペ部門に最新作『ノン子36歳(家事手伝い)』を出品する熊切監督は、同映画祭を「真の映画ファンが集う場」と称賛。5年越しで完成させた本作では、坂井真紀扮する三十路女の恋愛が描かれるが、「いましか撮れない彼女を撮れたと自負しています。まだ完成したばかりなので、この機会に率直な感想を聞けるのを楽しみにしています」と意気込みを語った。

東京藝術大学で、黒沢清や北野武から映画づくりを学んだ新鋭・濱口監督は、学生の頃より同映画祭に親しみがあるようで、「フィルメックスは知られていない良い映画作家を紹介してくれて、観客としても信頼している映画祭です。そんな場所に自分の作品が出品されることをとても嬉しく思います」と喜びのコメント。コンペ部門にて、大学院修了作品である『PASSION』がお披露目となる。

そして特別招待作品として、若手主演陣で贈るラブストーリー『愛のむきだし』が選ばれた園監督は、作品について「上映時間が4時間ありますが、体感時間は1時間半ぐらいだと思います。あっという間に終わりますので時間にビビらずにチャレンジしてください!」とアピールし、映画祭への期待を口にした。

「第9回東京フィルメックス」は11月22日(土)から11月30日(日)まで8日間にわたり都内各地にて開催。

「第9回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2008」
期間:11月22日(土)〜11月30日(日)
場所:有楽町朝日ホール、東京国立近代美術館フィルムセンター大ホール、シネカノン有楽町1丁目
公式サイト:http://www.filmex.net
《シネマカフェ編集部》
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