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ジョージ・クルーニーほか、大物スターたちがSAGストライキ回避の意思表明

米映画俳優組合(SAG)の執行部は、ストライキ決議への準備を進めていたが、オスカー俳優をはじめとする多くのハリウッドスターたちが15日、ストライキ決議の投票に反対の意思を表明した。

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ロンドンでチャリティ・パーティを開いたジョージ・クルーニー。 -(C) Splash/AFLO
ロンドンでチャリティ・パーティを開いたジョージ・クルーニー。 -(C) Splash/AFLO
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米映画俳優組合(SAG)の執行部は、ストライキ決議への準備を進めていたが、オスカー俳優をはじめとする多くのハリウッドスターたちが15日、ストライキ決議の投票に反対の意思を表明した。

ジョージ・クルーニーやマット・デイモン、トム・ハンクスなどのAリストのスターたちを含む130人以上の俳優たちは15日、SAGのアラン・ローゼンバーグ会長や組合幹部たちがインターネット上で回覧した投票反対動議の書簡に署名した。

インターネット配信の台頭で、待遇改善を巡って12万人のSAG会員と主な製作スタジオ側の対立が続いており、来年1月からスト決議の投票用紙が配布予定だが、ジョージたちは「SAGがストを決行すれば、会員の俳優たちの経済状態はさらに悪化する」として、今後3年間は監督協会(DGA)、脚本家協会(WGA)との協調を訴えている。

ストライキ決議の投票用紙の配布は来年1月2日から行われる。この書簡には上記3人のほかに、アレック・ボールドウィン、スティーヴ・カレル、ビリー・クリスタル、キャメロン・ディアス、サリー・フィールド、モーガン・フリーマン、ヘレン・ハント、ダイアン・レイン、ヘレン・ミレン、ケヴィン・スペイシー、シャーリーズ・セロンらが、パティ・デューク、メリッサ・ギルバート、ウィリアム・シャラートら歴代のSAG会長と共に名を連ねている。

ちなみに執行部は「賛成派」の会員31人を発表。メル・ギブソンやエド・ハリス、ハル・ホルブルック、ホリー・ハンター、マーティン・シーンといったスターたち、ジャスティン・ベイトマン、エリオット・グールド、ダイアン・ラッド、ケント・マッコードら、渋い脇役たちが勢揃いしている。



今月5日にロンドンで、チャリティ目的のプライベート・パーティを開いたジョージ。ちなみにこちらのパーティには、マット・デイモン夫妻やU2のボノ、ガイ・リッチーらも出席した。

© Splash/AFLO
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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