「共感できないけど気持ちは分かる」坂井真紀、バツイチ&無気力36歳のノン子を語る

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『ノン子36歳 (家事手伝い)』 坂井真紀 photo:HIRAROCK
  • 『ノン子36歳 (家事手伝い)』 坂井真紀 photo:HIRAROCK
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三十路でバツイチ&出戻り、実家の神社で家事手伝い。加えて何に対しても興味がなく、やる気もないダメ女のノン子。『ノン子36歳(家事手伝い)』はそんなノン子のダメな生態をリアルに描いた“がんばらない”女性の映画だ。そんなノン子の何事にものめり込めない感じ、思わず一歩引いてしまう切なさ、衝動に駆られたいのに駆られられない寂しさを坂井真紀が熱演している。

「いわゆる“突っ張ってる人”にはしたくなかった」

ノン子という人物について聞いてみると、「共感は全然できないのですが、その気持ちはすごく分かる!」と笑う。
「ノン子はどんな人なんでしょうね。きっと温度が低いんだと思うんです。人間って好奇心と共に生きていると思うんですけど、その好奇心が本当に本当に薄い人。でも、それでも生きているということは、多少なりとも何かしらの感動があったり、心の揺れがあったりするはず。だからそういうところを探りながら、どんな人なんだろうと紐解きながら演じていた部分がありました。でも、いわゆる“変わり者”とか“はぐれ者”、“突っ張ってる人”にはしたくなかったんです。ストーリーの中で元芸能人だからって握手を求められるシーンがあるんですけど、そこで、『じゃあ』って言いながらつい握手してしまう。そういうところもあるんですよ。こういうところはノン子だなって(笑)、思いました」。

坂井さんといえば、ちょっとコミカルでかわいらしいイメージがあるが、本作では“これぞ、家事手伝い!”的なネガティブなキャラクター。そうしたノン子を演じきったことで得たものは大きかったのではないだろうか?
「“女優として、すごく幸せな一本が出来たな”という気持ちでいっぱいです。もちろん、ノン子という役を最後まで演じきれたことは自信に繋がっていくと思いますし、実になっていると思っています。でもいまは、そういうことを考えている余裕がなくて…。自分で観ても大好きな作品なんですが、みなさんがどう観てくれるんだろうということが一番気になってます。いまはまだ冷静に考えられないです」。

「監督がどう料理するのかが楽しみでした」

熊切和嘉監督とは『青春☆金属バット』、『フリージア』に続く3度目のタッグ。そして本作は企画の段階から関わっている。
「まず、プロットをいただいて、とても気に入ったんです。プロットの段階って、いろんな可能性があるんですよね。脚本になるまでにいろんな方向性が考えられるので、たとえば出来たものに関して、監督がやりたいことは何かということを突き詰めていった感じがあります。内容に関してというより、どういうことを描きたいのかということをすごく話し合いました。あまり細かいことは言ってません。監督がどう料理するのかが楽しみだったんです。今回、熊切さんはどんなことをおっしゃってくるのだろうって」。

仕事もせずに実家暮らしでフラフラしている36歳女子。心も身体も閉ざしきったノン子の前に現れた年下の男の子。そして別れた夫まで現れる。ノン子の無味無色な生活は変わるのだろうか? それを知るのはノン子だけなのである。

《photo:Hirarock》
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