【TIFFレポート】ヴィム・ヴェンダース監督、福島を訪問する予定を明かす

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『PINA 3D』 -(C) 2010 NEUE ROAD MOVIES GMBH, EUROWIDE FILM PRODUCTION
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  • 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』舞台挨拶@第24回東京国際映画祭
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  • 『Pina 3D/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 -(C) 2010 NEUE ROAD MOVIES GMBH, EUROWIDE FILM PRODUCTION
ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが10月25日(火)、開催中の東京国際映画祭で最新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』の舞台挨拶に登壇した。

世界的舞踊家で一昨年、急逝したピナ・バウシュのパフォーマンスを20年来の友人であるヴェンダース監督が3Dカメラで撮影した本作。劇場での公演だけでなく、カメラは彼女が芸術監督を務めた舞踊団のダンサーたちが森や庭園、工場などで見せるパフォーマンスも映し出す。

開口一番「みなさん、こんにちは」と日本語で挨拶したヴェンダース監督。本作を手がけることになった理由を問われると「私は『なぜ?』と思ったことは一度もありません。理由などなく、ただ作りたいと思い続けてきました。1985年に初めて彼女のダンスを見て以来、ずっとね。そのとき私は若かったので、彼女に会って『映画を作らせてほしい』とお願いしたんです」。

数年後に彼女は承諾するが「反対にそのときは僕の方が悩みました。どうしたら彼女の姿を映像化できるのか? その術が見つかりませんでした」と明かす。それから悩むこと何と20年。3D技術の発達を受けて、ようやく数年前に映画の企画が動き出す。「でも、2009年の秋から撮影に入ろうとした矢先の6月30日に、彼女は急にこの世を去ってしまいました。映画化が遅すぎたんです…」と監督は悲痛な表情を浮かべた。

「彼女なくしては映画は作れないと私は一度、映画を作るのを断念しました。でも残ったダンサーたちは彼女が亡くなった晩も泣きながら踊っていました。彼らの姿に触発されて、私はもう一度、映画を作ろうと決意したんです。ピナと一緒に作ることはできなくても、ピナのために彼らと共に映画が作ることができると思ったんです」と、監督はピナ亡き後の映画作りについて明かした。

これから映画を鑑賞する観客に向けて監督は「これからみなさんを東京から、彼女が40年来住んでいたドイツの小さな街へと連れ出します」とニッコリ。なお、日本滞在中に監督は福島を訪問する予定であることも明らかになった。

東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。

『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は2012年2月25日(土)より公開。

特集「東京国際映画祭のススメ2011」
http://blog.cinemacafe.net/special/111020/
《text:cinemacafe.net》

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