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三池監督、松嶋菜々子の頭をチェーンで殴る“幸福感”に浸る

カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品も決定した『藁の楯 わらのたて』に出演する大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、永山絢斗、伊武雅刀、三池崇史監督が4月27日(土)、都内劇場で舞台挨拶を行なった。

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大沢たかお&松嶋菜々子&藤原竜也&永山絢斗&伊武雅刀&三池崇史監督/『藁の楯 わらのたて』舞台挨拶
大沢たかお&松嶋菜々子&藤原竜也&永山絢斗&伊武雅刀&三池崇史監督/『藁の楯 わらのたて』舞台挨拶
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  • 松嶋菜々子/『藁の楯 わらのたて』舞台挨拶
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  • 藤原竜也/『藁の楯 わらのたて』舞台挨拶
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品も決定した『藁の楯 わらのたて』に出演する大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、永山絢斗、伊武雅刀、三池崇史監督が4月27日(土)、都内劇場で舞台挨拶を行なった。

被害者の遺族により莫大な懸賞金が掛けられた殺人事件の容疑者を九州から警視庁へと移送する任務を負ったSPたち。“人間のクズ”を命を懸けて守らなくてはならない葛藤、裏切りや陰謀を孕んだ苦難の戦いを描き出す。

大沢さんは「昨年の夏、平均気温約35度の中で撮りました。いい意味で緊張感があり、良いチームワークの中でみんなでこの作品と格闘した日々でした」と撮影を述懐。三池監督と直接言葉を交わす回数は「そんなになかった(笑)」とのことだが、「信じて任せてくれる方でした」と強い信頼関係を伺わせた。

松嶋さんも撮影を「凝縮した時間であり、三池監督やほかのみなさんとご一緒できて楽しい時間でした」とふり返る。劇中、チェーンで頭を殴られるという激しいシーンもあったが、松嶋さんは「監督には『私、こんな役やりたくないのに…』って感じで痙攣してほしいと言われました。私はそんなことは思ってないですが(笑)」と告白。三池監督は「松嶋菜々子をチェーンで殴れるって、映画監督って幸せだなと幸福感に包まれていました」とユーモアたっぷりにこのシーンの撮影をふり返った。

残虐で無反省な殺人犯を演じた藤原さんは「難しい役ですが、このメンバーと三池監督と組めるので期待して現場に入りました」と語ったが、すかさず三池監督から「あれは演技じゃないです。ちょっと酒が入るとあんな感じなので、夜の街で会っても気軽に声を掛けない方が安全です(笑)」と“警告”が入り、客席は笑いに包まれた。

ベテラン刑事を演じた伊武さんは「三池監督の現場はリハーサルをやらないんですよね。次がどう来るのか分からず緊張しますが、面白い角度で来る。白紙でいられる楽しい現場でした」と笑みを浮かべる。同じく刑事を演じた永山さんは、名だたる先輩俳優たちとの共演に「(護送チームの中で)一番年下なのでずっと緊張してましたが、本番ではキャラが全然違うので、快感でした(笑)」と演技の中で先輩を怒鳴り散らすのを楽しんだよう?

大規模なカーアクションなど、日本映画の枠を超えたスケールでの撮影となったが、三池監督は飄々としたもの。「意外と手作りが多いんです(笑)。日本には撮影に使えるパトカーが15台しかないので、白い車を買ってきてみんなで塗ったり。パトカーとは違う車種の車も混じってるので、警察オタクの人が観たらニヤってするところもあります」とニッコリ。

台湾の高速鉄道を使用しての新感線のシーンの撮影についても「JRの人は貸してくれないから(笑)。まあ安全に列車を運行するのが彼らの仕事だからね」と理解を示しつつ、「いま、東京ではパトランプをつけて走るのも現実的には不可能で、地方で撮影しなくちゃいけない。映画を作る人間からしたら東京は生きづらい場所になった。もう少し変わっていってくれたら…」と映画作りの環境の改善を呼びかけた。

『藁の楯 わらのたて』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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