まるで韓国版「黒革の手帖」? 大ヒットギャング映画『悪いやつら』予告解禁

韓流・華流

『悪いやつら』 -(C) 2012 SHOWBOX/MEDIAPLEX AND PALETTE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
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『王になった男』『嘆きのピエタ』と並んで2012年の韓国映画賞レースを席巻すると共に、大ヒットした『悪いやつら』。名優チェ・ミンシクと次世代No.1演技派俳優ハ・ジョンウが初共演した、本作の日本版予告編がシネマカフェにひと足早く到着した。

舞台は1980年代のプサン。今回到着した予告編の冒頭では、「10億ウォンの価値がある」と自慢げに“黒革の手帖”を見せびらかす、怪しげな男の“悪~い顔”から始まる。

日本で「黒革の手帖」といえば、米倉涼子扮する元銀行員の銀座のママが、手帖を使って野望を実現していくドラマだったが、本作の“黒革の手帖”の持ち主は、『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク演じる、賄賂でクビになった元公務員チェ・イクヒョン。

物語は公務員だった男が、コネと血縁、狡猾な交際術と神がかり的なロビイスト能力で、裏社会で欲望のままにのし上がって行くというユニークな人間ドラマであり、かつ個性の強いキャラクター同士がぶつかり合うギャングスター映画だ。

チェ・ミンシクに一歩も引かない存在感を見せるのは、『ベルリンファイル』のハ・ジョンウ。イクヒョンとは対照的に、拳では右に出る者はいない裏社会の若きカリスマ・ボスのチェ・ヒョンベを体当たりで演じている。

やがて2人は結束してプサンを掌握するが、1990年、ノ・テウ大統領による“犯罪との戦争”宣言によって組織暴力団の一斉摘発が始まると、その関係に大きな亀裂が生じていく。“黒革の手帖”も、裏社会の金と力も通用しなくなったこのときから、生き残りに命をかける壮絶なドラマが始まっていく。

堅気でもヤクザでもない“パンダル”と呼ばれるハンパ者、どちら側からもクズと呼ばれる男を演じるチェ・ミンシクの名演と、冷酷ながら一本気なカリスマを演じるハ・ジョンウの男っぷり。2人のキャラクターの対比が何と言っても一番の魅力だが、公開された予告編からは、実際にあったノ・テウ大統領による“犯罪との戦争”宣言映像も登場し、当時の時代背景や雰囲気も存分に伝わってくる。

人間ドラマの面白さがたっぷりと詰め込まれ、本編に用意されている鳥肌もののラストへと向かって、一気にボルテージを上げていく今回の予告編。偉大ではないギャングたちの人間臭さを描ききった33歳のユン・ジョンビン監督の手腕は、韓国公開時にはマーティン・スコセッシ監督の傑作ギャング映画『グッドフェローズ』に例えられるほど。米「Time」紙をして「スコセッシが観たら、どんなに喜ぶことだろう!」と言わしめた本作の予告編を、まずはその目で確かめてみて。

『悪いやつら』は8月31日(土)よりシネマート新宿、9月14日(土)よりシネマート心斎橋ほか全国にて公開。

※『悪いやつら』の予告編映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。

《text:cinemacafe.net》

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