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【インタビュー】オードリー・ヘップバーンに恋して…松下奈緒が軌跡を巡る旅

いまなお多くの女性たちの憧れにして、男性たちを胸ときめかせた、“永遠に愛される女優”――オードリー・ヘップバーン。そんな彼女の女優として、ひとりの女性としての人生の軌跡を、女優・音楽家として活躍する松下奈緒が巡る…

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松下奈緒/NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」
松下奈緒/NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」
  • 松下奈緒/NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」
  • オードリー・ヘップバーン -(C) Getty Images
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  • 松下奈緒/NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」
  • 松下奈緒/NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」
  • 松下奈緒/NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」/Photo:LUCKMAN
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いまなお多くの女性たちの憧れにして、男性たちを胸ときめかせた、“永遠に愛される女優”――オードリー・ヘップバーン。そんな彼女の女優として、ひとりの女性としての人生の軌跡を、女優・音楽家として活躍する松下奈緒が巡る番組「松下奈緒 永遠のオードリー」がNHK BSプレミアにて11月下旬に放送となる。番組の放送に先駆け、松下さんがオードリーの魅力をたっぷりと語ってくれた。

同番組でパリ、オランダ、ローマ、スイスとオードリーに縁のある地を旅した松下さんは、「遠い存在だったんですけど、勝手に身近な人だなと思いました」と語る。さらに、『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『ティファニーで朝食を』など多くの映画に出演し、キュートでアイコニックな存在となったオードリーだが、その一方でスクリーンの中とはまた違った彼女の魅力を発見できたとも。

「映画の中の彼女もそうですけど、誰が見ても“オードリーになりたい!”って思わせてくれる女性だと思うんですよね。今回番組の中で、映画の中のオードリー・ヘップバーンという女優を訪ねるところと、ひとりの女性としてのオードリー・ヘップバーンとを両面から色々と知ることができたんですが、彼女の魅力をいろんな人から話を聞いて人としてのオードリー・ヘップバーンっていうのはより魅力的な人だなと思いました」。

「“私はスターよ”という人ではなく、意外と普通の人だったというところがすごく好きで、家に帰ると子どもの世話をして、旦那さんと買い物に行ったり、ひとりで買い物に行ったり、そういう庶民的なところが見えてきたんです。好きなワインを買いに市場に行っていたりとか、そんなこと普通しないのになぁというところまで自分で全部やらないと気が済まないとか。自分でこうだと決めたことは自分でやり遂げる人でもあるのかなと同時に感じたので、“貫く”意思の強さとかそういうところがお芝居以上にもともと彼女の持っているものとしてあったことを知れて、より好きにさせてくれました」。

松下さん自身、女優としてのキャリアを確実に積み重ねてきたが、目標として、憧れの女性として、やはりオードリーの存在は別格だと語る。オードリーに匹敵する憧れの存在は? と聞いてみてると、もちろん「いないと思います(笑)」と即答。松下さんの思う、オードリーが愛され続ける理由とは?

「“みんなオードリーになりたい”って思っているけど、それはやっぱり無理な存在で、そうなりたいってずっと思い続けるからこそ愛される理由なんだと思います。そうなりたいと思ってもなれないから自分も頑張れるし、そう言うと目標が高いイメージなんですけど、今回の番組では遠い存在だったけどちょっとは(近くに)降りてく来てくれたかなって(笑)」。

気取らず、飾らずといったオードリーの生き方の魅力を語る一方で、そのスタンスは“ファッション・アイコン”としての彼女にも表れているという。

「オードリーが当時着ていたものって、いま私たちが着ても全然古さがないというか、サブリナパンツとかAラインのワンピースとか着るじゃないですか。王道のファッションというものをオードリーが作り出したんだなって感じました。それを着ているオードリーは、自分で選んだだけにすごく似合っているし、着たいものを一番分かっている自分だからこそ、それがファッション・アイコンと呼ばれる所以なんだなと」。

1961年にインターナショナル・ベスト・ドレッサーに選ばれ殿堂入りを果たすなど、シックな黒からガーリーなピンクまでどんなものも飾り過ぎずに可愛く見せる上級テクニックは誰もが認める所だが、松下さんは“シンプルとワンポイント”にそのヒントがあるという。

「シンプルさの中にちょっとチェックが入ってて可愛かったりとか、ちょっとしたところで裾が可愛かったりとか、ただボーダーを着ててもバレエシューズを履いていたりとか、そういうワンポイントの上手さにすごく憧れるし、見てるだけでも自分も真似してみようって思えますよね。そういう意味ではシンプルさの中に本当のオシャレがあるんだな、とオードリーを見てると思いますね。自分のすべてをプロデュースできる人なんだなって思いますね」。

ちなみに松下さんは今回の旅で訪れたパリで、『ティファニーで朝食を』などの劇中だけでなく、私生活でもオードリーが愛したブランド「ジバンシィ(GIVENCHY)」のバレエシューズを衝動買いしてしまったそうだ。

最後に、今回の旅でオードリーから学んだヒントを、シネマカフェの読者にも伝授して欲しいとお願い。
「オードリーって静かに自分の思いを確実なものにするという人だなと思いますね。もっとハングリーでいろんなことをやってのけるというタイプではなかったのかな。いま自分がやろうと思っていることだったり、課せられていることを確実に一歩ずつ自分の力でやっていきなさいって言われているような気がして」。

「自分の力以上のものを無理掴みに行くんじゃなくて、どんなことも一歩ずつ。それが積み重なっていくと大きなものに変わるよ、っていうそういう生き方をしていた人なのかなってすごく感じました。静かに穏やかな気持ちでやっていきなさいって言われているような感じがしましたね。“最大のライバルは自分だぞ”って言われている気がしました(苦笑)」。

外見だけでなく、生き方そのものが魅力的な女性オードリー・ヘップバーン。その意思を貫く強さとどんな時もナチュラルでいるためのしなやかさは、どんな女性でも憧れるものがあるはず。“美は1日にしてならず”…一歩ずつ一歩ずつ。

NHK BSプレミア「松下奈緒 永遠のオードリー」前編は11月23日(土)19:30~、後編は11月30日(土)19:30~放送。
《シネマカフェ編集部》

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