【インタビュー】久石譲の娘・麻衣 父から学んだ“映画音楽”に「極意はない」

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『マレフィセント』日本語版オリジナル歌詞を担当した、麻衣
  • 『マレフィセント』日本語版オリジナル歌詞を担当した、麻衣
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  • 『マレフィセント』 -(C) 2014 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
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  • 『マレフィセント』日本語版オリジナル歌詞を担当した、麻衣
  • エル・ファニング(オーロラ姫役)/『マレフィセント』来日記者会見にて
  • アンジェリーナ・ジョリー(マレフィセント役)/『マレフィセント』来日記者会見にて
  • アンジェリーナ・ジョリー&娘ヴィヴィアン・ジョリー・ピット/『マレフィセント』 -(C)2014 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
社会現象を巻き起こしたディズニー・アニメーション作品『アナと雪の女王』。May J.が歌う主題歌も注目され、紅白出演か? との噂まで。そんなディズニーの次なる作品にして、アンジェリーナ・ジョリーを主演を迎え“ヴィランズ(悪役)”を主人公に描く『マレフィセント』でも“歌”に注目が集まっている。歌うは女優の大竹しのぶ。そして、日本語版オリジナルとして歌詞を作り上げたのは、久石譲の娘で歌手・作詞家として活躍する麻衣。今回、特別に本作の歌詞に込めた想いを語ってもらった。

本作『マレフィセント』は、呪いにより永遠の眠りに落ちたヒロインが王子様のキスによって目覚めるという『眠れる森の美女』のストーリーを、ヒロイン・オーロラ姫ではなく、本来悪役として描かれ、彼女に呪いをかけた張本人である邪悪な妖精・マレフィセントの視点から描いた物語だ。

4歳の時に、スタジオジブリ作品『風の谷のナウシカ』の「ナウシカ・レクイエム」(「ラン・ランララ・ランランラン…♪」という歌)でスクリーンデビューし、最近では『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のオープニング曲も務めた麻衣さん。

今回、この日本語歌詞を作るにあたり、様々な音楽関係者に作詞を呼びかけ、その中からコンペティション形式で選ばれたという、麻衣さんの歌詞。当初、さぞや大きなプレッシャーがあったのかと思いきや…「『あ、やります!』みたいな感じで即答でした(笑)!」と顔を輝かせる。

アーティスト、特に音楽に携わる人はどこか繊細微妙なピリリとした踏み込めない雰囲気をまとっているイメージだったが、麻衣さんはセンシティブというよりは、好奇心や探究心の塊のよう。そこには、何よりも、作ることを楽しんでいるという印象がその声から、表情から伝わってくる。

しかし、心の内側を言葉にする作詞には相応の苦労も必要のようで、最初に生み出した歌詞は「結構ダークな感じ」だったそうだ。というのも、作詞のコンペが行われる少し前から、本国アメリカで本作は大ヒットし、それと共にラナ・デル・レイが歌う主題歌「Once Upon A Dream」が日本にも情報として入ってきており、もちろん麻衣さんは基となったこの歌をチェックしていた。

「最初はかなり影響されちゃって、『もうちょっと明るくしたいです』ってオーダーがありました。歌詞も(日本版のオリジナルなものに)替えたいっていうコンセプトだったんですが、やっぱり米版に引っ張られちゃって、少しダークになってしまったので、そこをなるべくなくすように努力しました」。

そんな中で、アンジェリーナ・ジョリーが主演を務めていることが、今回の歌詞を作り上げるうえで、大きな助けになったそうだ。

「最初に、この歌詞を書いたときは、まだ映画を観ていない状態で書いたんです。たくさん頂いた資料には、どうしてアンジェリーナ・ジョリーがこの作品に出演するに至ったのかが凄い文量で書いてあったんですね。それで、アンジェリーナのバックボーンを知ることで、『あぁ、だからこの作品を作りたかったんだ』というのが理解できたことは大きかったです。そこを念頭において、作詞もしました」。

実際に作詞の作業をするうえで、言葉のフレーズや音楽に言葉が上手く納まるように語呂を合せるといった様々な作業が存在する。アーティストによってその作業工程は様々だが、麻衣さんの場合は?

「だいたい、うーって考えて、3~4日経って、例えばマレフィセントの視点でいくのか? オーロラ姫のことを語るか? とかいろいろと自分の中で考えて、どういう風に、どういう形で、書いていこうかなとぼんやり、でもずっと考えてるんです。で、自信ができて、『ちょっとやってみよう』と思ったときに実際に書いてみるんです。今回は3~4日は、ずっと何してても『マレフィセント』のことを考えてました(笑)。違う仕事とか、別のリハーサルとかもしてたんですけど、そのリハーサルが終わったり休憩中は、自分で歌って、休憩中に『マレフィセント』考えて、また歌って、また『マレフィセント』のことを考えて、ご飯を食べてても『マレフィセント』のことを考えて、みたいな状態でした(笑)」。

隙あらば『マレフィセント』。まさにそんな生活を送っていたようだが、映画音楽の大先輩であり、スタジオジブリ・宮崎駿の映画音楽のほとんどを作曲してきた久石譲さんを父に持つ麻衣さん。何かアドバイスや極意を教わったことは?

「極意…とかは簡単にはないんです(笑)。でも、仕事に対する姿勢みたいなものは、小さな頃から父が仕事している姿を通して見てきたので、それは自分でも染み付いていると思います。『仕事とはこういうことだ』とか、『プロはこういうことなんだ』とか、そういうことは自然に学んだと思いますね。
《text:cinemacafe.net》

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