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池上彰が現代の若者に伝えたい、戦争と平和とは?『池上彰の戦争を考えるSP』第5弾

155:8月17日(日)放送の特別番組『池上彰の戦争を考えるSP 第5弾~悲劇が生み出した言葉~』(テレビ東京系列)の記者会見が10日、テレビ東京第1スタジオにて行われた。

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8月17日(日)放送の特別番組『池上彰の戦争を考えるSP 第5弾~悲劇が生み出した言葉~』(テレビ東京系列)の記者会見が10日、テレビ東京第1スタジオにて行われた。

同番組は、「あの戦争の記憶をもう一度ひもといてみよう」と、池上彰とテレビ東京報道局が始めた「戦争を考えるSP」の第5弾。今回は、ウクライナの首都キエフとロシアが強制合併したクリミアを取材。国境が出来た地で何が起こっているのか、池上のスタジオ解説とともに現地の声を伝える。また、B級戦犯として死刑となった学徒兵や、真岡郵便局の女性電話交換手などが残した言葉を紹介する。

キャスターを務める池上は、「戦争を扱うと言っても、非常にテーマが広すぎる。どこを取り上げるということを、毎年テレビ東京の方々と悩んでおります。8月15日は終戦の日。あの戦争って一体何だったんだろうか、ということを振り返る必要があるだろうと思ったんです。そして、今も世界各地で戦争が起こっている。日本の戦後に期待して死んでいった若者の言葉など、ぜひ皆さんに伝えたい、戦争と平和について改めて考えていただきたい」と熱い思いを語った。

今回、元陸軍上等兵・木村久夫の遺書を取り上げることについて、「東京新聞の特ダネを見て、『コレだ!』と思いました。『きけ わだつみのこえ』で戦没した学徒たちの言葉は遺されていたんですけど、実はまだ紹介されていなかったものがあるんです。特に当時の軍部に対する恨み辛みが削除されていたということが、今になって新たにわかった。その若き学徒の思いをぜひ今の若い人たちに知って貰いたいという思いから、番組に取り入れさせて頂きました」と、その狙いについて明かした。

そして最後に、「例えばウクライナで言うと、民族の思いや、国の誇りで両者がぶつかり合うとまた悲惨な戦争が起こってしまう。最近では、戦争映画で日本軍は勇ましく戦ったと、今の若者に受け止められている。当時の日本の若者も純粋な思いを持っていたが、実は軍の幹部の中では責任逃れや愚かな判断ミスというものがたくさんあった。それを今の若者にも知ってほしいと思います。みんな平和をスローガンにしながら、結局戦争になってしまう。戦争するから平和になるわけではない。今、日本国内でも政治的に色々な議論が出ているので、今だからこそ戦争について改めて考えてほしい」と語った。

■『池上彰の戦争を考えるSP 第5弾~悲劇が生み出した言葉~』
2014年8月17日(日)19:54~22:08(テレビ東京系列)

【キャスター】池上彰
【アシスタント】相内優香
【ゲスト】八千草薫、峰竜太、宮崎美子、パックン、本仮屋ユイカ
【取材リポ-ター】狩野恵里(テレビ東京アナウンサー)
《編集部@テレビドガッチ》

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