鈴木敏夫Pが明かす、岩井俊二監督の長編アニメ「花とアリス殺人事件」誕生秘話

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鈴木敏夫Pが明かす、岩井俊二監督の長編アニメ「花とアリス殺人事件」誕生秘話
  • 鈴木敏夫Pが明かす、岩井俊二監督の長編アニメ「花とアリス殺人事件」誕生秘話
  • (C)花とアリス殺人事件製作委員会
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2月20日に映画『花とアリス殺人事件』が全国公開される。映画ファンから熱い支持を受ける岩井俊二監督の最新劇場作品だ。しかも、本作は岩井俊二監督にとって初の長編アニメ監督となるのが話題だ。
この公開を記念して、岩井監督の映画の流れをもう一度振り返ろうと、現在、岩井俊二映画祭が東京・新宿のバルト9で開催中だ。2月8日には、『花とアリス殺人事件』とストーリー的につながる『花とアリス』が上映された。『花とアリス』は2004年公開と今から11年前の作品となる。また『花とアリス殺人事件』がアニメであるのに対して実写映画である。

そんな不思議な『花とアリス殺人事件』『花とアリス』の両作品を、アニメ映画の名プロデューサーであるスタジオジブリの鈴木敏夫氏が語った。岩井俊二映画祭『花とアリス』の上映会に姿を見せ、岩井俊二監督と、映画談議を繰り広げた。
まず、すでに『花とアリス殺人事件』を観た鈴木氏が、「もう傑作になっていますね。久々に映画を観たという感じです。」と絶賛した。
岩井監督はこれに対して、「実は10年前に『花とアリス殺人事件』の脚本を鈴木さんに見せているんです。」と意外なエピソードを語った。その時に、鈴木氏にアニメについていろいろ教えてもらったとも。初めての長編アニメは突然出てきたわけでないようだ。
鈴木氏は岩井監督のアニメへの挑戦について、「実写畑の人がよくアニメーションをやったなと思うだろうけど、岩井さんの作品に絵コンテがあるのは明らかだと思っていたので、岩井さんならアニメーションを作れるなと昔から思っていたんです。」と以前からその才能に注目していたことを明かした。

『花とアリス殺人事件』は、今回ロトスコープと呼ばれる手法を採っている。まず実写映像を撮り、それをなぞるかたちでアニメーション映像にするものだ。
「10年前もロトスコープをやりたいと言っていたね。僕はそれに反対した覚えがあります。」と鈴木氏、かねてより岩井監督がロトスコープに関心を持っていたことに触れた。そのうえで「『花とアリス殺人事件』を観て、ロトスコープの新しい使い方だなと思った。」と高く評価する。
岩井監督は「実写をそのままなぞって描いても上手くいかなかったりする。実写だと自然に映りこんでくるものもアニメだと描かないといけないという作業の中で新たな発見もありました。」と、そうした表現が様々な試みのなかで実現したことを明かす。

最後に岩井監督が「もうすぐ『花とアリス殺人事件』をお披露目できるので、楽しみに観てください。今日『花とアリス』を観てくださる人は、アニメを見てからまた本作を見ると面白いと思います。」と挨拶をし、トークを終えた。

『花とアリス殺人事件』
2月20日(金) 新宿バルト9他全国ロードショー
http://hana-alice.jp



『花とアリス殺人事件』
(C)花とアリス殺人事件製作委員会
《animeanime》

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