イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』の“無音のエンドロール”が話題に

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『アメリカン・スナイパー』-(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
  • 『アメリカン・スナイパー』-(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
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本年度アカデミー賞にて「作品賞」「主演男優賞」を含む6部門でノミネートされ注目を集めている、クリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー』。

そんな本作をすでに鑑賞した人々の間で話題となっているのが、“無音のエンドロール”だ。通常であれば、スタッフ&キャストのクレジットと共に映画のテーマ曲が流れるのだが、本作においては音楽を始め一切の“音”が入っていない。

全米興行ランキング3週連続1位を獲得し、全米興行収入は2億8,000万ドル(336億円)を突破。原作となったのは、13週に渡り「ニューヨーク・タイムズ」紙べスト・セラー1位を独走したクリス・カイルの自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」(原書房刊)。主演を務めるブラッドリーは、この原作に惚れ込み映画化権を獲得し、プロデューサーとしても名を連ねている。

本作の主人公となるクリス・カイルは、9.11以降のイラク戦争で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、そのずば抜けた狙撃の腕で仲間たちを守ったことで“レジェンド”と称えられたが、2013年2月2日に自身と同じ戦場で抱えた心の病に悩む元兵士によって射殺され、38歳という若さで生涯に幕を閉じた人物だ。

退役後にはNPO法人を立ち上げ、多くの兵士の心のケアに時間を費やし、戦場の英雄ではなく、“真の英雄”として賞賛され、彼の葬儀にはテキサス州ダラスのカウボーイズ・スタジアムに1万人が参列した。

話を“無音のエンドロール”に戻そう。このイーストウッド監督による異例の演出は、カイルへの感謝と追悼の意ーーつまり、観客にとって黙祷の時間となるのだ。

脚本を書き上げるためにクリスと多くの時間を共にした、脚本家ジェイソン・ホールはこの演出について、「音楽を入れない方がいいとクリントが判断した。クリスに対する敬意の表れでもあるし、より崇高な理想のために命を捧げた全員への敬意の表れ。クリントからの感謝のお祈りなのだと思う」とコメントを寄せている。

また2月11日(現地時間)からはテキサス州の法廷で、クリスを射殺した殺人罪に問われている容疑者エディー・ルースの裁判が本格化。映画の大ヒットを機に、再び世界の注目が集まっている。

『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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