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【インタビュー】ブライス・ダラス・ハワードが体験した『ジュラシック・ワールド』の世界

子供から大人まで楽しめる、誰と観ても楽しめる『ジュラシック・パーク』シリーズの4作目となる最新作『ジュラシック・ワールド』。これまでと同様に「本物ですか?」と…

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『ジュラシック・ワールド』ブライス・ダラス・ハワード
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  • 『ジュラシック・ワールド』 - (C) Universal Pictures and Amblin Entertainment
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  • 『ジュラシック・ワールド』新ビジュアル (C) UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
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子供から大人まで楽しめる、誰と観ても楽しめる『ジュラシック・パーク』シリーズの4作目となる最新作『ジュラシック・ワールド』。これまでと同様に「本物ですか?」と信じてしまうほどのリアルさでスクリーンに登場する恐竜たちが主役だが、それだけじゃない! 女性目線としての見どころは、テーマパーク“ジュラシック・ワールド”を仕切るクレアの存在。恐竜をアトラクションのように捉えていた女性が、恐竜のいるジャングルを冒険し、恐竜も生き物であることを知る──ヒロインのその“変化”がストーリーの肝になっている。

クレアを演じるのは、ブライス・ダラス・ハワード。2011年の『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』以降は2人目の子供を出産したこともあり、しばらくの間スクリーンから距離を置いていたが、この『ジュラシック・ワールド』で女優復帰となった。「クレアは物語のなかでとても大きく心の変化を遂げるの。最初のクレアと最後のクレアはぜんぜん違うのよ! そういうキャラクターを演じる嬉しさ、喜びがあったわ」と撮影をふり返る。

テーマパークの新しい目玉である新種の恐竜インドミナス・レックスが逃げたことで、パーク内が大混乱になるわけだが、驚くのは、そんな状況であってもクレアはスカートとハイヒールでジャングルを駆け回ることだ。

「クレアはテーマパーク内の恐竜も人間もすべてを監視しているオペーレーション・マネージャー。いわゆるキャリアウーマンね。いつもは安全な制御室にいるけれど、緊急事態によってジャングルに行くことになる。クレアを演じるにあたって、恐竜から逃げまわるシーンではヒールを脱ぎ捨てて裸足になった方がいいかしら? 彼女ならヒールを折っちゃうかしら? クレアならどうするかいろいろと考えたけれど、あのテーマパークを仕切るキャリアウーマンはきっとジャングルだってヒールで走り回るはず! という答えにたどり着いたの」。それは、どんな状況であっても女を忘れたくないという女の意地のようでもある。

「もちろん、実際にハイヒールで走ったのよ(笑)」とさらりと話すが、ロケ地はハワイのオアフ島やカウアイ島のジャングル。大自然のなかハイヒールで走るのはやはり無謀のように思える。が、そこはプロフェッショナル! 撮影クルーのなかには総合格闘家のピート・ウィリアムスが名を連ね、彼から足首のエクササイズを教えてもらい、準備万端で臨んでいた。「足首を強くするため、足首をくじかないためのエクササイズを毎日していたから平気だったの。ハイヒールでは一度もケガをしなかったわ」。これも女優魂と言うのだろう。

どんな映像もCGで作り出してしまうこの時代、恐竜と絡むシーンはきっとCGだろう…と思いがちだが、ブライスさんいわく「実はグリーンバックでの撮影はほとんどないのよ」。また驚きの事実が発覚する。

「ジャングルは本物だしテーマパークも(ニューオーリンズに)作ったの。ものすごいサイズの恐竜はCGだけど、恐竜に触れたり間近で共演するシーンは模型で作ったアニマトロニクスの恐竜が目の前にいれてくれた。アニマトロニクスの恐竜を見ていたからこそ、CGのシーンでもあたかもそこに恐竜がいるような感覚になることができたの。想像しやすかったわ。あと、私自身が子供の頃からいろんなことを想像するのが好きだったというのも大きかったかもしれないわ。何かに追いかけられるのを想像しながら裏庭を走っていたらしいから(笑)」。

想像力豊かでおてんば少女だったブライスさん。彼女の父親は『アポロ13』『ダ・ヴィンチ・コード』で知られるロン・ハワード監督だ。小さな頃から父の仕事場、映画のセットに行くのがとても好きだったそうで「何か悪いことをしてお母さんに叱られるとき、悪い子はセットに行けないのよ! って言われたの。私にとってはそのひと言が一番効果的なお仕置きだったみたい」と微笑ましいエピソードを明かす。けれど、女優になることはぜんぜん考えになく「どちらかというと撮影クルーの人たちの仕事の方が興味深かった」という言葉通り、彼女は女優としてだけでなく監督としても活躍する多彩な映画人だ。

「長編映画はまだだけれど、これまでに短編はいくつか監督して撮っているの。コマーシャルやドキュメンタリーとかね。短編でいろいろな撮影方法を試して、いずれ長編を撮影したいと思っている。映画を作ることは好きだしずっとやっていきたいと思うけれど、演じることも好き。だからどちらか選ぶのではなく、バランスをとりながら監督も女優も続けていくつもりよ」。

たしかに彼女の父親は名監督だが、それは映画の世界に興味を持つきっかけであり、彼女がいまこうして活躍するのは、好きなことに向かって挑戦し続け、自分の道をしっかりと切り開いて生きてきたからこそ。ブライスさん流の人生を豊かにする秘訣とは?

「悩んだときの助けになっているのは──手に入れたいと思うものは(努力次第で)手に入るかもしれないけれど、望んだものすべてが一緒にやってくることはないという考え方ね。いっぺんに全部は難しいわ。ときには耐えることだって必要になる。毎日できることをやって、日々の積み重ねで少しずつ前に進んでいくことが大切だと思う。それから、現代の女性たちはあまりにも自分自身に厳しすぎるわ。何でもかんでもできなくちゃ、完璧にしなくちゃって、自分で自分に高い望みを課せすぎている。頑張っていても上手く行かないこともあるし失敗することもある。そういう時は、完璧じゃなくてもいい失敗したっていいって自分を責めすぎないようにもしているの」。
《text:Rie Shintani》

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