【シネマカフェ的海外ドラマvol.334】ジョン・ハムら「エミー賞」感動シーン振り返り

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「第67回エミー賞」Photo by Phil McCarten/Invision for the Television Academy/AP Images-(C)Television Academy
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前回に続き、エミー賞授賞式をふり返り。今回は、授賞式の感動ポイントをいくつかピックアップしていきます。

ドラマシリーズ部門作品賞の受賞結果に大感激だったのは前回も触れましたが、この部門の発表時にはもう1つの感動が。昨年の6月に衝突事故に巻き込まれ、一時は生死の境をさまよったトレイシー・モーガンが同部門のプレゼンターとして登場しました。ティナ・フェイ製作&主演のコメディドラマ「30 ROCK/サーティー・ロック」でハチャメチャなスター俳優をパワフルに演じていたトレイシーですが、重体を脱した後はリハビリの日々だったそうです。そんな彼の登場に、会場はスタンディングオベーション。作品賞候補紹介前のスピーチも、彼らしいユーモアに溢れたものでした。この日はティナ・フェイも自身の新作「アンブレイカブル・キミー・シュミット」などを引っ提げて参加していましたが、何とティナにもトレイシーの登場は知らされていなかったそうです。

そのティナがプレゼンターを務めたドラマシリーズ部門主演男優賞も、思わずウルッとさせられるものに。「MAD MEN マッドメン 」で主人公ドン・ドレイパーを演じてきたジョン・ハムが、最終シーズンにしてようやく悲願の受賞を果たしました。常に受賞の近くにいながら、強豪に阻まれてなかなか受賞できなかったジョンにとっては今回がラストチャンス。「ジョン・ハムは受賞できるのか?」が、授賞式前からの注目ポイントにもなっていました。そのことは本人も重々承知で、ティナが結果を発表するや壇上によじ登ってみせるパフォーマンス。「ここまで来るのは長かった!」と言わんばかりの姿を、微笑ましく見守った人も多いかと思います。そして、感極まってのことか、少々緊張した口調のスピーチもいじらしく、18年連れ添った末に破局したパートナー、ジェニファー・ウェストフェルトにもきちんと感謝の意を捧げているのが好感度大でした。

また、主演男優賞に負けず劣らず、感動をもたらしたのがドラマシリーズ部門主演女優賞。「殺人を無罪にする方法」のヴィオラ・デイヴィスが受賞しました。「有色人種の女性と他者の違いは、機会(opportunity)があるかないか。役がなければ、賞にいただくこともできません」と語り、番組製作者たちに感謝を示したスピーチは胸を打つと同時に考えさせられるもの。そんな中、ヴィオラの受賞に対する敬意と喜びを体いっぱいに表現していたのが、「Empire 成功の代償」のクッキー・ライオン役で同部門にノミネートされていたタラジ・P・ヘンソンでした。自身の受賞は逃したものの、同じ有色人種であるタラジの心に、ヴァイオラのスピーチは何よりも響いた様子。ちなみに、ヴィオラとタラジの2人は2009年、『ダウト~あるカトリックの学校で~』と『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でそれぞれアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたこともある間柄。そう考えると、ヴィオラの受賞、そして盟友の受賞を喜ぶタラジの姿が一層感動的に思えてきます。
《text:Hikaru Watanabe》

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