「bonobo」が提案する、VODサービスと映画の"これから"

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  • STORTY&WRITER/「bonobo」情報ポータルサイト - (C) Jerome Chi
“日本のVOD(ビデオ・オン・デマンド)元年”との声が上がる2015年。9月30日にオープンした「bonobo」は、映画・ドラマ・アニメの購入とレンタルができるVODとしての配信サイトと、12月1日にスタートしたばかりの情報ポータルサイトの、両方の機能で映画に関する情報をワンストップで提供するサービスだ。

“コンテンツホルダー直営型映像配信”という新たなVODサービスで、直営の強みを生かして将来的には他にはない作品の幅と数が揃う予定である「bonobo」。映画情報ポータルサイトでは多彩なライター陣による“ストーリー”と名づけたコラムや、劇場検索機能などを備えており、「bonobo」は多様化を極めるひとびとの映画鑑賞のスタイルに、新たな風を吹き込むのではないかと期待感を抱かせる。今回、「bonobo」が考えるこれからの映画のあり方について、運営会社であるパケットビデオ・ジャパン株式会社のコンテンツ企画部マネージャーの福井靖典氏にお話を伺った。

まずは、本サービスの”bonobo”というネーミングの由来について、「ボノボはサルの一種で、知能が高く平和的な動物です。コンテンツホルダーが創意工夫によってユーザーが映画を楽しむことと映画業界全体の発展を図っていくシンボルとして命名されました」と、福井氏は語る。

“黒船”とも言われた「Netflix」の日本上陸や、「Hulu」、「dTV」など、さまざまな配信サービスが勢いを増す中、「bonobo」でもそうだが、テレビ、パソコン、そしてスマホやタブレットと、様々なデバイスで映画鑑賞が出来るようになってきている。これからの映画鑑賞のスタイルはどうなっていくのだろうか?

「複数の映画リストから自分で選ぶのではなく、自分の嗜好にあったタイトルのオススメ精度が高くなり、そのときのライフスタイルにあった映画だけでなく、自分が過去に見て忘れていたような映画、記憶やそのときの感情とつながる映画やテレビ番組などとの出会いが広がるのではないでしょうか? それにより、新作だけでなく、過去作品や映画や映像がもっと身近でユーザーのためにパーソナライズされたものになるのではないかと思います。そこがレンタル店との大きな違いであり、bonoboでは、コンテンツホルダー直営だからこそできる作品の幅やアーカイブにより、出会いのチャンスが拡がります」。

「bonobo」の特徴のひとつとして、情報ポータルサイトでの劇場で上映中の作品紹介や、劇場検索機能など、実際に映画館で映画を観ることを意識した作りになっている点がある。「配信で映画を見ることは、本を読むのと同じく、身近でプライベートな内的体験であり、一方劇場で映画をみることは実体験に近い体感型だと思っています。どちらも日常の中の非日常を体験できますが、それぞれにそのよさがあり、bonoboは、そのときの自分にあった映画の楽しみ方、体験方法も提案できればと思っています」。

情報ポータルサイトの“ストーリー”から作品を探すことができるのも「bonobo」の大きな特徴だ。機械的なレコメンデーションのシステムだけでなく、「bonobo」では“人”によるレコメンデーションとして、“ストーリー”と題したコラム記事を掲載している。“ライフスタイルで映画をオススメする”をコンセプトに掲げた編集方針について、福井氏が明かす。

「情報ポータルサイトのストーリーは非常に重要な位置づけとして考えています。これはその人のデータによるおススメの映画では見つけられないような、様々な人の経験に基づいた映画のおススメです。自分が忘れていた、昔大好きだったアニメや映画、番組との思わぬ再会。そして知らなかったあなたにあった映画との新しい出会いが生まれます。忘れてしまった過去の記憶やそのときの感情を思い出し、他のサービスでは実現できない映画との新しいつながりをつくりだせればと思っています。だから、ライターも様々なジャンルの人たち、異なる経験や価値観を持つ人たちから選んでいます。書店員さんやゲイバーのママなど多様です。自分の考えと合うライターさんに出会ってもらえるとうれしいです。そして、映画をもっと好きになってもらいたい。自分にとって大切に思える映画と出会ってほしいです」。

オープン後の現在も、今後のさらなる新規サービスや機能の追加に向けて鋭意開発中だと語る福井氏。変化していく私たちと映画の関係の中で、「bonobo」はどのような映画との出会いをもたらしてくれるのか。福井氏が自負する「進化するメディア」としての「bonobo」の今後に期待したい。

「bonobo」:http://www.bonobojapan.jp/
《text:cinemacafe.net》
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