【シネマカフェ的海外ドラマvol.343】優しい夫から屈強なスパイ…「ブラックリスト」ライアン・エッゴールドの魅力<前編>

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2013年に全米で放送が始まり、現在はシーズン3に突入している人気ドラマ「ブラックリスト」。その主要キャストの1人、ライアン・エッゴールドが昨年12月に急遽来日しましたので、インタビューの模様を前後編でお届けします。

「ブラックリスト」の始まりは、FBIの最重要指名手配犯レッドことレイモンド・レディントンがFBIに突然出頭するところから。犯罪コンシェルジュとして世界中の犯罪者たちに協力してきた彼は、自分が関わってきた犯罪者たちの逮捕に協力する旨を申し出てきます。ただし、協力の条件は、新人捜査官のリズことエリザベス・キーンを自分との連絡役にすること。なぜ彼は出頭したのか? そして、なぜリズを指名してきたのか? 多くの謎に包まれながらも、レッドとリズのパートナーシップが始まります。

インタビュー冒頭、「オアイデキテ、ウレシイデス」と不慣れでチャーミングな日本語の挨拶を披露してくれたライアンは、リズの夫トム・キーン役。ただし、物語が進むにつれ、トムには裏の顔があり、その正体はリズを監視する目的で近づいてきたスパイであることが判明します。愛する夫が正体を偽っていたとは、何ともやるせない事態。レッドの登場と共に激変したリズの人生において、最も悩ましい問題の1つと言えそうです。

では、シーズン1当初、ライアン自身はトム役をどのように受け止めていたのでしょうか。
「リズがやがてトムの裏切りを知る展開は聞いていたけど、そこに至るまでの経緯は教えられていなかった。製作陣もまだ詳細を詰めてはいなかったんじゃないかな。実際、シーズン1のときは彼が完全な悪人なのか、それとも善人の部分があるのか分からず演じていたところもある。出演者だから視聴者より3エピソードくらいは先を知っているけど、それでも分からないことだらけなんだ(笑)。でも、だからこそ僕はトムの変化を楽しんで演じることができた。彼の隠された面が出てくるということは、本来の人間性が出てくることでもあるからね」。

妻を愛する優しい夫から、裏の世界を知る屈強なスパイへ。1人の人間の様々な顔を演じるのは確かに楽しそうです。しかも、トムの場合、優しい夫だった頃よりも、スパイの顔を見せ始めてからの方が魅力的!
「そう言ってもらえるとすごく嬉しいな。最初に登場したときの彼とは正反対の変貌ぶりだしね。学校の先生だった男がスキンヘッドになり、背中にはタトゥーがあり、肉体も鍛え抜かれている。彼がそんな姿を見せ始めるあたりから、アクションもぐんと増えたんだ。正直なところ、キッチンのテーブルで向き合って話すシーンよりもアクションの方が断然楽しいよ。頭で考えて演じるというより、自然に反応することがアクションシーンには求められる。それって、演技の在り方としても重要なことだと思うんだ」。

「ここまで本格的なアクションシーンに挑んだのは、実は『ブラックリスト』が初めて。でも、子どもの頃は家の裏庭で想像上の忍者を相手に格闘していて、なかなかの活躍ぶりだったから、準備は万端だったと思うんだ(笑)」というライアン。後編でも、引き続き語っていただきます!

「ブラックリスト シーズン3」は海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて毎週火曜よる22時~(二カ国語版)、毎週火曜深夜0時~(字幕版)放送中。
「まだ間に合う!ブラックリスト シーズン3」3月26日(土)第1~5話を一気にキャッチアップ放送。第6話~10話は4月放送予定。
《text:Hikaru Watanabe》

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