1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するようになる。移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがてその前にひとりの婦人科医が現れる－。
アリシア・ヴィキャンデルが本年度アカデミー助演女優賞に輝いた『リリーのすべて』が、3月18日（金）より全国にて公開される。主演を、『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開が控えるエディー・レッドメインが務め、共演にはアリシアをはじめ、『007 スペクター』のベン・ウィショー、『マジック・マイクXXL』のアンバー・ハード、『君と歩く世界』のマティアス・スーナールツら。世界初の性別適合手術を受けた人物リリー・エルベの実話に基づく物語として注目を集める本作。こちらの公開に先駆けて、『リリーのすべて』オリジナルスケッチブックを3名様にプレゼント。
