野村萬斎×市川猿之助、狂言・歌舞伎・映画界のトップが集結!『花戦さ』製作決定

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佐々木蔵之介&市川猿之助&野村萬斎&中井貴一&佐藤浩市/『花戦さ』
  • 佐々木蔵之介&市川猿之助&野村萬斎&中井貴一&佐藤浩市/『花戦さ』
  • 佐藤浩市
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「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」など数々の名作ドラマを生んだヒットメーカー・森下佳子と『起終点駅 ターミナル』や「山桜」「小川の辺」など、時代劇でもその手腕をみせた篠原哲雄監督がタッグを組む映画『花戦さ』の製作が決定。この度、本作のキャストが発表され、主演に野村萬斎、共演に市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市と狂言・歌舞伎・日本映画界のトップが集結していることが分かった。

十六世紀。戦乱に荒れ果てた京の都に、花を生けることで世の平穏を祈り、人々に生きる希望を与えんとする、「池坊」と呼ばれる僧侶たちがいた。やがて織田信長による天下統一を前に、戦国の世も終わりを告げようとする頃、「池坊」の中でもその生ける花がひときわ異彩を放つ池坊専好は、信長の所望で「大砂物」なる大がかりな生け花を披露するため、岐阜城へと向かう。そこで専好は、千宋易という不思議な男に出会うが、巨大な松を中央に据えた大砂物は思わぬ失態を招き、信長の怒りを買う。しかしそのとき、軽妙に事態を取り繕い、専好を救ったのは、信長に仕える若き武将、木下藤吉郎だった。

それから十二年。信長は本能寺の変によってすでにこの世を去り、天下はかつての木下藤吉郎、豊臣秀吉の手に委ねられていた。そんなある日、豊臣秀吉の茶頭として、利休を名乗る宋易と再会する。専好は利休によって、自らが求める「花」の心をようやくつかみ始めるのだった。しかし天下を握ってから人が変わったように驕り高ぶる秀吉に対し、諌めるように自らの茶を貫き通そうとした利休が、その頑なさゆえに、秀吉に命じられ、自害に至った。さらに秀吉の乱心は嵩じ、罪もない街の者たちまでが、次々と命を奪われていく…。時の最高権力者太閤秀吉に戦いを挑む専好。かけがえのない友、利休の仇討のため、彼が手に取ったのは、刃(やいば)ではなく「花」だった。それこそが、専好にしか成しえない「戦さ」であった…。

文禄3年(1594年)、池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露したといわれる「大砂物」(全幅7.2m、高さ3.5mに及ぶ立花)から生まれた伝説に着想を得て、新たな物語を作り上げた鬼塚忠の小説「花いくさ」(2011年発表 KADOKAWA刊)を映画化した本作。音楽をスタジオジブリ作品、北野武作品などを中心に手がけてきた映画音楽界の巨匠・久石譲が担当する。

花を生けることで、戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好を演じるのは狂言界のトップスター・萬斎さん。専好と対立することになる天下人・豊臣秀吉には、歌舞伎界の若き大看板・猿之助さん。ジャンルは違えども同じ日本を代表する伝統芸能の継承者である2人が共演するのは、今回が初めてのこと。

萬斎さんは今回の役柄について「池坊専好は、戦乱の時代の中で、花で世に語りかけ、花とともに生きた人。命あるものに更なる命を吹き込む、純粋(ピュア)な存在として演じたいと思っております」と意気込みを語り、“生け花”についても「二度にわたる生け花の所作の稽古では、花鋏の使い方など華道の基本はもとより、ためる(枝などを曲げた状態にする)、葉の形を変える等の細かい技術や、力技を必要とする男性的な大作に至るまで、幅広く教わりました。生け花特有の所作に、私なりの動きを活かせればと思います」と自信を覗かせた。「専好は華道において“中興の祖”とも言われていますが、伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら、“その時々の花の美しさ”を追求する。その姿勢は世阿弥も言っていることであり、我々の狂言の世界と相通ずるものがあると思っております」と自身との共通点も明かした。

そのほか萬斎さん演じる専好と深い友情と信頼を築き、美を追い求めた茶人・千利休には佐藤浩市。織田信長役には中井貴一、前田利家役には佐々木蔵之介が抜擢され、現在の日本映画界を代表する俳優陣が物語を盛り上げる。

『花戦さ』は2017年、全国にて公開
《text:cinemacafe.net》

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