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篠山紀信×渡辺謙ら7人、珠玉のポスターが完成! 「見たことのない顏を撮影できた」

芥川賞作家・吉田修一と『フラガール』の李相日監督がタッグを組み大ヒットを記録した『悪人』から6年、今回新たに再タッグを組み挑戦する『怒り』。

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芥川賞受賞作家・吉田修一と『フラガール』の李相日監督がタッグを組み大ヒットを記録した『悪人』から6年経ったいま再びタッグを組み挑戦する映画『怒り』。渡辺謙ら豪華俳優陣が出演することでも話題の本作だが、この度写真界の巨匠・篠山紀信が映画とコラボレーションをし、珠玉のポスターが完成した。

八王子で起こった夫婦殺人事件。現場に“怒”の血文字を残し、顔を整形し、全国に逃亡を続ける犯人の行方は知れず。事件から1年後。千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺謙)・愛子(宮崎あおい)親子の前に現れた田代(松山ケンイチ)。東京の大手企業に勤める優馬(妻夫木聡)が街で偶然出会った直人(綾野剛)。沖縄の女子高生・泉(広瀬すず)が無人島で遭遇した田中(森山未來)。前歴不詳の3人の男の中に、あの殺人犯がいるのか? あなたを信じたい。そう願う我々に驚愕の結末が突きつけられる――。

本作は、SNSやモバイルの発達により、家族や友人、ときに愛する人でさえ簡単に疑ってしまう不信の時代に、“信じる”とは? という根源的な問いかけを1つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリー。主人公の娘と暮らすしがない父親役に渡辺さんをはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡といった人気・実力ともにトップクラスの俳優陣が集結。映画化にあたり吉田氏からの「物語の登場人物には、映画『オーシャンズ11』のようなオールスターキャストを配してほしい」という要望から今回のキャストが実現した。

今回解禁されたのは、世界に誇る写真界の巨匠・篠山さんが森山さん、松山さん、綾野さん、広瀬さん、宮崎さん、妻夫木さんら7人を撮影したポスタービジュアル。企画・プロデュースを担当した川村元気は、“俳優7人”ではなく“登場人物7人”を撮ってほしい。俳優ではなく役のままの顔が見たい。と依頼し今回のポスターが完成した。またポスター撮影は、俳優の中から“役”がいなくなる前に撮影を行うため、本編撮影中の早朝や深夜、本編撮影終了直後に都内スタジオで行われ、「こんな顔、見たことがない」と、篠山さんはもちろん、被写体となる俳優陣、スタッフもみな口を揃えた。

撮影を終えた渡辺さんは「ロケ現場に向かう前、早朝の六本木のスタジオに私はいた、漁協で働く格好に長靴を履いて。カメラは篠山紀信氏、いままでも何度も撮って頂いている。6分程で終了する。ファインダーを覗く紀信さんが『見たこと無い顔だなぁ』と。嬉しい言葉を頂いた!」と話し、篠山さんも「これまで俳優を撮影することがあっても、役を引きずったままの役者をスタジオで撮影をするのは初めての経験で、面白く、贅沢な時間でした。スタジオで撮影しているのに、どこかドキュメンタリーのようで、いままで何度も撮影している役者の見たことのない顏を撮影できたと思います」と自信を覗かせている。

これまで山口百恵、宮沢りえ、ジョン・レノンとオノ・ヨーコなど、「時代の顔」とも呼べる錚々たる人物の“一瞬”を切り取ってきた篠山さん。40年に及ぶ彼のキャリアの中で、“初”となる映画とのコラボレーションは、被写体の俳優陣はもちろん、篠山さんにとっても刺激的な撮影となったようだ。

『怒り』は9月17日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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