【インタビュー】 クロエ・グレース・モレッツが惚れ込んだ『フィフス・ウェイブ』ができるまで

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戦うクロエが帰ってきた! 『キック・アス』シリーズでヒット・ガールを演じ、キレのいいアクションを魅せたクロエ・グレース・モレッツ。今作『フィフス・ウェイブ』では、悪党は悪党でも人間ではなく、地球外の知的生命体<アザーズ>と戦うクロエが見られる。

地球外の知的生命体<アザーズ>から4度に渡る攻撃を受け、人類の99%が死滅した現代の地球。女子高生のキャシーは離ればなれになった弟を救うため、子どもたちが拉致されているという基地へと1人で向かう。旅の途中でミステリアスな男性・エヴァンに命を救われ、行動を共にすることに。果たしてキャシーは弟を救い出し、人類滅亡の「第5の波」を止められるのだろうか――。

19歳にして芸歴12年のベテラン女優、クロエ。今回の撮影現場では「すごく新鮮な経験をした!」とふり返る。「だって、メインキャラクターのほとんどが私より年上なのに、私の方が芸歴が長かったのよ。共演者が色々私に質問してきてね。私は全部答えられたけど、聞かれたことで初めて自分がそれを『していたんだ』って気が付かされて」。

クロエが新たに成長する機会となったこの『フィフス・ウェイブ』。まず、キャシー役を演じることになったきっかけとは何だったのだろう?

「まだ原作の“本”しかない状態でソニーとミーティングしたの。ベストセラーでみんなが知っている本だったし、読んでみたら『これは映画化したら絶対に面白い』と思って。だから『やりたい!』って言ったの」。

近年、「運命に翻弄されながら強くなっていく女の子」が主役の映画や小説がトレンドになっているが、同世代の女の子としてクロエは「映画を作るにはいまが若い女の子にとっていい時代よ!」とうれしそうに言う。「だって、以前はだいたい男性が主役だったでしょう? 私たちの世代は“ミレニアル世代”と呼ばれていて、男女の差があまりない、ニュートラルな時代。だから頑張ろうという気になるし、ワクワクする。そういう時代の“ウェーブ”の一員であることがうれしいわ! 意図的に(ウェーブって)言ったのよ、アハハ!」とお茶目に笑った。

こうしたテーマの映画では『ハンガー・ゲーム』シリーズや『ダイバージェント』の大ヒットが記憶に新しいが、これらの映画と『フィフス・ウェイブ』には大きな違いがあり、そこに惹かれたとクロエは言う。

「この映画は、昨日とか明日とか、まさに“いま”を描いている。何千年も先の未来でもないし、政府の崩壊と対峙しなければならないとかでもない。いま起こりそうな、現実的な世界なの。そこがとても気に入ったわ。それに、キャシーという女の子は、本当に普通の女の子。決して選ばれたわけでも志願したわけでもない。普通の人間が、突然生きるか死ぬかの選択を迫られるという極限の状態に置かれてしまうのよ」。

『フィスフ・ウェイブ』はSFアクションだがロマンスシーンも盛り込まれている。やはりクロエにとって演じやすいのはお馴染みのアクションの方なのだろうか?

「そうね、アクションシーンは、みんな入念に準備や訓練をするし、どうやって動くかが決められているから安心感がある。でもロマンスのように感情的なシーンは、何回リハーサルをしても撮ってみたらどんな風になるか分からないの。脚本上の文字通りになるとは限らない。アクションは自然にできるって自信があるわ。だから、感情的なシーンの方が難しいし、やりがいがあって好き」。

「ロマンスを演じるのはやりがいがある」と言う彼女は、この映画では2人の男性の間で揺れる乙女心を演じている。一方は高校の同級生・ベン、もう一方はキャシーの命を助け、弟探しを手伝ってくれる謎の男性・エヴァンだ。

「キャシーではなく、クロエ自身だったら、ベンとエヴァン、どちらを選ぶ?」と聞いてみると、「えー? アハハッ」と照れ笑い。「そうね、2人とも、とにかく全く違うタイプじゃない? だから比べようがないのよね。エヴァンはダークでミステリアス、口数が少なくて、セクシーでしょ? ベンの方は明るくて、キャシーのもともとの友達で、憧れの人。あ~どうしよう、もう、分かんない!」と肩をすくめると、「もっと気の利いた答え方ができればいいと思っているんだけどね」と大笑い。表情豊かなクロエにつられて、こちらも笑ってしまった。

自身は末っ子のクロエが演じたのは、幼い弟・サムを守る姉・キャシー。育った環境が実際とは逆の立場を演じた感想は「経験したことのない立場だったからおもしろかった」という。「サム役のザッカリーとは本当の姉弟みたいに仲良くなったしね。実際と立場が逆とは言っても、『何があっても家族を守る!』っていう点ではキャシーと私は同じ。共通点も意外に多かったの」。

では、「クロエにとってサムのような存在はいる?」と聞いてみると…「お兄ちゃんたち。家族みんな。それが私にとってのサムよ!」家族思いのクロエならではの、予想通りの答えをしてくれた。
《Hiromi Kaku》

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