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“ポスト”ジョン・ラセター!? 『ファインディング・ドリー』共同監督はピクサー期待の星

『ターザン:REBORN』や『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』といった強敵を抑え、全米No.1ヒット中の『ファインディング・ドリー』。本作でアカデミー賞監督アンドリュー・スタントンとともに共同監督

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『ファインディング・ドリー』(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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  • アンドリュー・スタントン監督とアンガス・マクレーン共同監督『ファインディング・ドリー』来日会見
  • タコのハンク/『ファインディング・ドリー』(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • ジンベエザメのデスティニー/『ファインディング・ドリー』(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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『ターザン:REBORN』や『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』といった強敵を抑え、全米No.1ヒット中の『ファインディング・ドリー』。本作でアカデミー賞監督アンドリュー・スタントンとともに共同監督を務めるのが、『トイ・ストーリー』シリーズや『ファインディング・ニモ』などでアニメーターとして活躍してきたアンガス・マクレーンだ。実はこの彼、『ウォーリー』ではアニメーション監督も務めるなど、長年アンドリューの右腕として彼を支えてきたが、ピクサーでは“ポスト”ジョン・ラセターとささやかれる逸材だったことが分かった。

“ディズニー/ピクサーの顔”ジョン・ラセターとアンドリュー・スタントンといえば、監督と脚本家として『トイ・ストーリー』など数々の名作を誕生させた名コンビ。本作プロデューサーのリンジー・コリンズも、「アンドリューが素早く素晴らしい作品の土台を作る。そこに、ディテールを作りこむのがとても上手いジョンが、キャラクターの可愛らしさを表現していくの」と、その名コンビぶりを説明している。

そんな中、本作でアンガスを共同監督として迎えたアンドリューは、なんと彼との関係性がジョン・ラセターと自分に似ていると明かしている。「アンガスはジョンと同じタイプの監督。だから、彼とはジョンの時と同じように良い作品を生み出せるんだ」と、その相性はジョン・ラセターに匹敵するほどという。

さらに、アンドリューがアンガスを指名したのには、“自分とは全く正反対の監督”だという理由もあった。アンドリューは監督としても、徹底にストーリーを練る“脚本家気質”。プロデューサーのリンジーは、「彼の映画への取り組みはすべて脚本家目線なの。どんな会議に出ていても脳みその90%はストーリーのことを考えているわ」と語る。一方のアンガスは、アニメーターの経験を活かした“キャラクターに注力するタイプ”の監督。アンガスは「私はコメディの要素やキャラクターの動きなど演技に焦点を当てている」と自身の製作のポイントを明かしている。そんな自分にはないものを持つアンガスを、アンドリューは直々に指名したわけだ。アンドリューは「僕たちは物事をそれぞれ反対側から覗いていて、真ん中で落ち合うような感じ。だからアンガスと僕はバランス良く作品を生み出せるんだ」と、正反対の視点を持ったアンガスが自分を補ってくれる存在だと語っている。

そんなアンガスは、ピクサーに入社して約20年になるベテラン。これまで『バグズ・ライフ』『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』と多くの作品で、アンドリューと仕事を共にしてきた。“最高の先生”とアンドリューを慕うほど、2人の信頼関係も確固たるもの。しかも、アンガスは長編作品の監督を務めることが長年の夢だったという。「私は何年も何年も映画を作ろうとしていたが、なかなかできなかった。でも、ずっと作品へのアイデアと執念を持ち続けていたんだ」と言う。

そんな彼の熱意が実ったのは、『ウォーリー』のサイドストーリーを描いた短編『Burn・E』(DVD特典として収録)だった。アンガスは「あるシーンのアイデアが浮かんで、それをそのままにしておけなかった。それで、“こんな風にしたらどうか”、“こういうこともできるかも”、というような話をアンドリューにしていたら、『じゃあ短編を作ってみたらどうか』とチャンスを与えてくれたんだ」と、短編の初監督を手掛けた際の経緯を明かしている。そんな彼の地道な努力も、アンドリューは評価しているのだ。

アンドリューの練りに練ったストーリーのベースに、かたや、彼とは正反対のアンガスがアニメーターの目線から新たな要素を加える。2人の監督によって前作以上にストーリーもキャラクターもパワーアップした本作が、ますます楽しみになってきた。

『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)公開。
《シネマカフェ編集部》

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