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第68回エミー賞、「ゲーム・オブ・スローンズ」が2年連続受賞!マット・デイモンと司会者の因縁対決も!?

第68回エミー賞授賞式が18日(現地時間)、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われ、最多23ノミネートの…

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「ゲーム・オブ・スローンズ」/「第68回エミー賞授賞式」(C)Getty Images
「ゲーム・オブ・スローンズ」/「第68回エミー賞授賞式」(C)Getty Images
  • 「ゲーム・オブ・スローンズ」/「第68回エミー賞授賞式」(C)Getty Images
  • マット・デイモン&ジミー・キンメル/「第68回エミー賞授賞式」(C)Getty Images
  • 「ゲーム・オブ・スローンズ」/「第68回エミー賞授賞式」(C)Getty Images
  • 「Veep」(原題)/「第68回エミー賞授賞式」(C)Getty Images
第68回エミー賞授賞式が18日(現地時間)、ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われ、最多23ノミネートの「ゲーム・オブ・スローンズ」がドラマシリーズ部門の作品賞を2年連続で受賞、監督賞や脚本賞など合わせて最多12部門を獲得した。

実は12部門受賞も2年連続という快挙を成し遂げた「ゲーム・オブ・スローンズ」はエミー賞の総受賞数38を記録。1993年から2004年放送の「そりゃないぜ!? フレイジャー」の受賞数37を抜いて、歴代最多受賞トップに躍り出た。

コメディシリーズ部門の作品賞は「ヴィープ(原題)/Veep」が昨年に続いて2度目の受賞を果たした。リミテッドシリーズ部門では下馬評通り、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」が作品賞、主演男優賞(コートニー・B・ヴァンス)、主演女優賞(サラ・ポールソン)、助演男優賞(スターリング・K・ブラウン)、脚本賞(D・V・デヴィンセンティス)など主要部門を独占し、圧倒的な強さを見せた。

ドラマシリーズ部門の主演男優賞は「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレック、主演女優賞は「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」のタチアナ・マスラニーが共に初受賞。コメディシリーズ部門の主演男優賞は「トランスペアレント」のジェフリー・タンバーが2年連続、「ヴィープ(原題)/Veep」のジュリア・ルイス=ドレイファスに至っては5年連続で受賞という強さを見せた。

ドラマシリーズ部門の助演賞は「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントンとメイジー・ウィリアムズが有力視されていたが、2人とも受賞はならず。特に助演女優賞は授賞式を欠席した「ダウントン・アビー」のマギー・スミスが受賞。プレゼンターが彼女の名前を読み上げると、司会のジミー・キンメルが歩み寄ってトロフィーを取り上げると、「郵送はしないよ。マギー、もしこれが欲しいなら、落し物コーナーに置いてあるから」と、一度も授賞式に姿を見せたことのないマギーに皮肉まじりのメッセージを送った。

ちなみにジミーは「バラエティ・トーク・シリーズ」部門で自身の名を冠した「Jimmy Kimmel Live!」が作品賞受賞を逃すも、粛々と仕事を続行。そこに突然マット・デイモンがサプライズで登場した。実はこの2人、10年以上前からジミーの番組上でネタとして確執を演じ続けている関係。今回は、失意をひた隠すジミーの前にマットがリンゴをかじりながら登場、「さっきのカテゴリーを見逃しちゃった。君、受賞した?」と問いかける。ジミーが受賞者を教えると、マットは「イエス!」とガッツポーズ。そして「気の毒だな。負けたのに、ここに残ってみんなの前に立たなきゃいけないなんて、屈辱的だよね」と言いたい放題の後、会場にジミーへの拍手を促し、ハグして退場した。

今年のアカデミー賞では会場でガールスカウトのクッキー販売があったが、エミー賞ではジミーのお母さんが7,000人分のピーナツバター&ジェリーのサンドイッチを作って配るという趣向があり、セレブたちが大喜びでかぶりついていた。


第68回エミー賞の主な受賞結果は以下の通り。

ドラマシリーズ部門
・作品賞:「ゲーム・オブ・スローンズ」
・主演男優賞:ラミ・マレック「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」
・主演女優賞:タチアナ・マスラニー「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」
・助演男優賞:ベン・メンデルソーン「ブラッドライン」
・助演女優賞:マギー・スミス「ダウントン・アビー」
・監督賞:ミゲル・サポチニク「ゲーム・オブ・スローンズ」
・脚本賞:デビッド・ベニオフ、D・B・ワイス「ゲーム・オブ・スローンズ」


・コメディシリーズ部門
・作品賞:「Veep」(原題)
・主演男優賞:ジェフリー・タンバー「トランスペアレント」
・主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep」(原題)
・助演男優賞:ルーイ・アンダーソン 「Baskets」(原題)
・助演女優賞:ケイト・マッキノン「サタデー・ナイト・ライブ」
・監督賞:ジル・ソロウェイ「トランスペアレント」
・脚本賞:アジズ・アンサリ、アラン・ヤン「マスター・オブ・ゼロ」

リミテッドシリーズ/テレビムービー部門
・リミテッドシリーズ作品賞
「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」
・テレビムービー作品賞
「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」
・主演男優賞:コートニー・B・ヴァンス「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」
・主演女優賞:サラ・ポールソン「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」
・助演男優賞:スターリング・K・ブラウン「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」
・助演女優賞:レジーナ・キング「アメリカン・クライム」
・監督賞:スサンネ・ビア「ナイト・マネジャー」
・脚本賞:D・V・デヴィンセンティス「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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