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【インタビュー】『世界一キライなあなたに』原作者&監督、迷いながら選んだラストに自信

イギリスをはじめ各国で話題を呼び、世界850万部を超えるベストセラーとなった恋愛小説が、満を持して映画化された『世界一キライなあなたに』。原作のジョジョ・モイーズが自ら脚本を手がけるとともに、ロイヤル・ナショナル・シアター

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『世界一キライなあなたに』(C)2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved
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イギリスをはじめ各国で話題を呼び、世界850万部を超えるベストセラーとなった恋愛小説が、満を持して映画化された『世界一キライなあなたに』。原作のジョジョ・モイーズが自ら脚本を手がけるとともに、ロイヤル・ナショナル・シアターやウエストエンドで数多くの作品に携わった演劇界のベテラン演出家、シーア・シェアイックが長編映画の初メガホンをとった。

ジョジョによると、小説のタイトルであり、原題の『Me Before You』は、「あなたと出会う前の私」という意味だという。イギリスのレトロな趣のある田舎町に暮らす、ファッションが大好きなルーことルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)と、バイクの事故により車椅子生活を送る元青年実業家ウィル・トレイナー(サム・クラフリン)は、彼女が彼の世話係兼話し相手を務めることになり、出会った。やがて2人はお互いにとって最愛の存在になっていくが、ある日、ルーはウィルの“ある決断”を知ってしまう…。

「撮影のときにスタッフがジョークを言っていたの。『この映画はクリネックスにスポンサーになってもらうべきだ』って。わかるでしょ?」と、いたずらっぽく問いかける原作者のジョジョ。本作は、とにかく泣ける…のに、なぜかその後に、じんわりと温かな気持ちになる不思議な魅力を持っている。

「実は映画の製作段階からすでに私たちは涙していたの。涙なしでは作れない作品だったわ。きっとキャラクターが脚本通りに表現されていれば、いろんな感情があふれ出るはずだし、その延長で笑いや涙も自然と生まれるの。(監督の)シーアは原作になるべく忠実なキャラクターを作ろうと努力してくれていた。だからこそ、映画を見ると自然に涙が出てしまうと思うの」と彼女は語る。

エミリア・クラークが演じた、本作の魅力を牽引する主人公・ルー(ルイーザ)というキャラクター像はどのようにして作られたのだろう?

「私はルイーザのことはごく普通の女の子だと思っているの。ルイーザは真っ直ぐな性格よ。でも、彼女の歩む道には困難がたくさんある。それでも彼女は優しさを忘れず、絶対に意地悪なことは言わないの。両親の教育が良かったのね。でもね、脚本を書いている段階で『汚い言葉を使うかしら? いや、使わないわ。こんなひどいこと言うかしら? いや、言わないわ』といろいろ迷いはあった。人物像はそうやって作り上げていくものだから」と、映画化への苦労に触れる。

さらに続けて、「おそらく特に若い女性は、彼女に共感する部分がたくさんあると思う。20代くらいの女性は『こんなに頑張ってるのに、どうしてうまくいかないのかしら』と思うものだし、そういう自分をルイーザに投影するはずよ。あれくらいの年齢の女性たちは、別に怠けているわけでも、意欲がないわけでもないけれど、思うようにいかなくてフラストレーションがたまるものなのよ」と、多くの女子たちの思いを代弁する。
《シネマカフェ編集部》

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