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エルサやジーニーと同じ!? 『モアナと伝説の海』人気キャラクター誕生の秘密

第89回アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞にノミネートされ、『アナと雪の女王』に続くW受賞が期待されている『モアナと伝説の海』。これまでにも数多くの名作、そして愛され続けるキャラクター

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モアナ&プア&ヘイヘイ/『モアナと伝説の海』(C) 2017 Disney. All Rights Reserved.
モアナ&プア&ヘイヘイ/『モアナと伝説の海』(C) 2017 Disney. All Rights Reserved.
  • モアナ&プア&ヘイヘイ/『モアナと伝説の海』(C) 2017 Disney. All Rights Reserved.
  • 『モアナと伝説の海』(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
  • 『モアナと伝説の海』(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
  • 『モアナと伝説の海』(C) 2017 Disney. All Rights Reserved.
  • 『モアナと伝説の海』(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
第89回アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞にノミネートされ、『アナと雪の女王』に続くW受賞が期待されている『モアナと伝説の海』。これまでも数多くの名作、そして愛され続けるキャラクターたちを生みだしてきたディズニー・アニメーションだが、実は当初の設定とは真逆に変更され、大人気となったキャラクターたちがいる。『モアナと伝説の海』にも登場する、そんな特別なキャラクターに迫った。

海に選ばれた少女モアナ――。海が大好きな彼女は、幼いころに海と“ある出会い”をしたことで、愛する人々を救うべく運命づけられる。それは、命の女神テ・フィティの盗まれた“心”を取り戻し、世界を闇から守ること。神秘の大海原へ飛び出した彼女は、伝説の英雄マウイと出会い、世界を救う冒険に挑む。立ちはだかる困難に悩み傷つきながらも、自分の進むべき道を見つけていくモアナだったが…。

本作にモアナの冒険の仲間として登場し、すでにアメリカでは大人気となっているキャラクターが、“ニワトリのヘイヘイ”。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で“ドS系”愛されドロイドK-2SOを務めていたアラン・テュディックが声を担当している。原案では、頭がよく、うぬぼれ屋という設定だったが、実際には真逆に“キャラ変”されたという。

実は、2014年、空前の社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』のエルサも、同様だった。彼女はもともと“嫉妬深い姉”という悪役の設定だったが、あの主題歌「Let It Go」ができあがり、“ありのままの自分でいい”というメッセージが込められたとき、「この曲は悪役が歌うべき歌ではない。悩み、傷ついているキャラクターのための歌だ」と、コンプレックスを持ちながらもそれを受け入れていくという現在の設定になったという。そして、周りと違う自分に悩み、傷つきながらも、“ありのまま”の自分自身を受け入れていく優しい姉エルサの姿は圧倒的な共感と支持を集め、大人気キャラクターとなった。

さらに、楽しいキャラクターでおなじみ『アラジン』のランプの魔人ジーニーもまた、原案の時点では“緑色で普通のテンション”だったことをディズニー社内史料を担当するリックは話す。制作が進み、作品のコンセプトが固まり、声優がロビン・ウィリアムズに決定すると、彼の“大半がアドリブのマシンガントーク”という伝説的なアフレコ収録を受けてキャラが一変。現在も愛される大人気キャラクター“青色でハイテンション”のジーニーが誕生したのだ。『塔の上のラプンツェル』では、塔から出ることを許されていない主人公ラプンツェルの唯一の友達カメレオンのパスカルも、紫色の設定から緑色になるなど、ディズニー・アニメーションではストーリーを伝え、魅力的なキャラクターを生みだすために、日々、試行錯誤が繰り返されてきた。

そして、『モアナと伝説の海』では独特な存在感を発揮するのが、ちょっぴりおとぼけなニワトリ、ヘイヘイだ。彼は原案の時点では、“とても頭が良いうぬぼれ屋”の性格だった。しかし、主人公モアナが島を救うため両親から禁じられた大海原へ出ることを決意し、自分の進むべき道を悩み、傷つきながらも前に進もうとするとき、隣にいる“相棒”ヘイヘイは“頭の良いうぬぼれ屋”よりも“うっかり冒険についてきてしまったおとぼけキャラ”であるほうが、モアナが自分自身で答えを探せる、と変更されたのだ。

しかし、全く逆の役割になったヘイヘイができることといえば、前に進むことと、エサをついばむこと、叫ぶことだけ。目の前にあるものはなんでも飲み込んでしまう困ったクセがあり、騒動を巻き起こすこともしばしば。うっかり海に出たことに驚き過ぎて、船から海に飛び込んでしまったり、餌がない場所をひたすらついばんだりと観客を笑わせる癒し系のキャラクターとなり、アメリカではその大活躍(!?)が認められ、大人気となっている。

そんな行動で主人公モアナをヤキモキさせるニワトリ、ヘイヘイは、しっかりモアナをサポートできるのか? ヘイヘイの大活躍にも注目してみてほしい。

『モアナと伝説の海』は3月10日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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