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ブリー・ラーソン、ケイシー・アフレックの受賞に不満のワケ

今年のアカデミー賞授賞式で、主演男優賞のプレゼンターを務めたブリー・ラーソン。受賞したケイシー・アフレックに対する彼女の態度が話題になっている。

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ブリー・ラーソン&ケイシー・アフレック-(C)Getty Images
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今年のアカデミー賞授賞式で、主演男優賞のプレゼンターを務めたブリー・ラーソン。受賞したケイシー・アフレックに対する彼女の態度が話題になっている。

ブリーは昨年、『ルーム』で性的被害者を演じ、アカデミー賞の主演女優賞を獲得した。昨年の授賞式では、大学でのレイプ問題を取り上げたドキュメンタリー『ハンティング・グラウンド』で歌曲賞にノミネートされたレディー・ガガが、レイプの被害者たちを招いて感動のパフォーマンスを行い、ブリーが彼女たちを涙ながらに抱きしめるという場面も観られた。そんな性的被害者の“味方”の立場であるブリーが今年アカデミー賞でトロフィーを渡したケイシーは、皮肉にも性的被害で訴えられた経験の持ち主。

2010年にケイシーが監督、ホアキン・フェニックスとともに製作・脚本を務めた『容疑者、ホアキン・フェニックス』の撮影現場で、ケイシーからセクハラを受けたと女性スタッフ2人から訴えを起こされている。最終的に示談が成立したものの、ブリーにとって、ケイシーが“敵”であることには変わりないようだ。主演男優賞のケイシーの名前を読み上げた後の伏し目がちな無表情、トロフィーを渡した後にみんなが拍手をしているのに舞台の上で拍手しないまま直立不動でいる姿に注目が集まった。ブリーがケイシーにトロフィーを渡すのは、ゴールデングローブ賞に続いて2回目。さすがにうんざりだった…?
《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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