『トレインスポッティング』の原作の著者アーヴィン・ウェルシュが、1987年頃から流行り出したエレクトロニック・ミュージック“アシッドハウス”や、“レイヴカルチャー”に焦点を当てたドラマの脚本を手掛けると「Digital Spy」に伝えた。ストーリーは1987年にまだ無名だった頃のニッキー・ホロウェイ、ポール・オークンフォールド、ダニー・ランプリングが多大なる音楽的影響を受け、DJとしてのキャリアを築くきっかけとなったイビザ島での休暇からスタート。タイトルは「Ibiza87」(原題)になるようだ。ドラマの主要メンバーの1人として描かれるポールは「『Ibiza87』は、僕らのイビザ旅行からの30周年記念にもつながっている。あの旅行は、今日の僕らが知る、ダンス・ミュージック・クラブやフェスシーンの誕生に導いたからね」と語っている。アーヴィンはディーン・キャバノーと脚本を共同執筆し、「Ibiza87」では「セカンド・サマー・オブ・ラブ」と呼ばれる1988年、89年にイギリスで起きたダンス・ミュージック・カルチャーについても描くそうだ。『トレインスポッティング』のさらなる続編の製作もささやかれており、アーヴィンの世界観が土台の新たな映画やドラマが数年内に見られそうだ。