目の前に出された座布団に、いつもどうやって座っていますか?意外と知られていない座布団マナーをしっかりと習得し、丁寧な所作でお客様をお迎えできるようにしましょう。
下座から斜め45度の位置に立ち、腰を落とす
座布団に座る際はまず、真正面ではなく座布団の下座から斜め45度の位置に立ちます。そこから腰を落とし、膝をつきます。
手をグーにして移動する
座布団に入った時、相手の方には向かず斜めに座った状態になっています。手をグーにして体を支えながら相手の真正面まで移動します。
片膝ずつで移動する
座布団の上での移動も、大雑把に動くのではなく、片膝ずつを動かして移動します。相手に対して正面の位置まで移動できたら正面を向いて手を膝に置きます。これで座る所作は完了です。
座布団から立つときのマナー
座布団から立つ時もマナーがあるので気をつけましょう。まず膝をついたまま、つま先を立てて座ります。
降りる時も下座から
座る時と同様、立つ時も下座から。下座から足を引いて出し、片膝ずつ座布団から降りていきます。座布団の下座に座り、正面を向きましょう。
挨拶をするタイミング
立ち去る際に相手に挨拶をするタイミングは、座布団を降りてから。座布団の上に乗ったまま挨拶をしないように気をつけましょう。相手に一礼してから立ち去ります。
座布団は動かさない
用意された座布団は、招待者からのおもてなしの表れ。自分の座る位置から少しずれていたとしても、動かすのはマナー違反です。置かれている座布団の位置にそのまま座りましょう。
座布団には立って乗らない
ついついやってしまいそうな座布団の上に立つ行為も、マナー違反のひとつ。ひとつひとつの動作を丁寧に、美しい立ち振る舞いを心がけましょう。
意外と知られていない座布団の座り方や立ち方のマナー。しっかりと習得し、丁寧な所作でお客様をお迎えできるようにしましょう。