部屋に入る前、このように長い廊下が続いており、ここにはウォルトの幼少期から生前の写真が並べられていた。映画『バンビ』を制作するために、実際にバンビを飼うウォルトの写真や、1955年にカリフォルニア・アナハイムのディズニーランドにてオープニングリハーサルを行うウォルトの写真や、ディズニーランド開園後1963年に「Tiki Room」というインコと会話ができる部屋での写真などが飾られていた。いつまでも世界中の子どもたちに笑顔を届けるウォルトの、お茶目さと圧倒的なカリスマ性を写真からうかがうことが出来る。さらに、ウォルトの名言が壁に書かれており、“Pictures speak the most universally understood language(画は世界中で最も理解された言語を話す)”や“It seems to me we have a lot of stories left to tell(私たちは語るべきであるのに忘れられた物語を沢山抱えているように思う)”ここから、ウォルトのアニメーターとしての画で見せることの可能性や、ストーリーを作り上げる使命感のようなものを感じる。