トム・ホランドが新作映画『Beneath A Scarlet Sky』(原題)で主演を務めるようだ。現在公開中の主演作『スパイダーマン:ホームカミング』のプロデューサーでもあるエイミー・パスカルの製作会社「パスカル・ピクチャーズ」が、原作となるマーク・サリバンの同名小説の映画化の権利を獲得しているため、トムはまた新作でパスカルとタッグを組むことになる。原作小説では第二次世界大戦に活躍したピノ・レラの半生が描かれている。イタリアでごく平凡は暮らしをしていた主人公が、世界大戦勃発後にスイスへの亡命を目指す多数のユダヤ人を手助けする地下組織に所属することとなる。18歳の誕生日を迎えると同時にドイツ軍への入隊が決まっていたレラだが、ヒトラーの最高司令官の専属ドライバーとして働いていた際、スパイとして雇われ、戦争に影響を与えるのに十分な情報を連合国側に提供するに至った。原作者でジャーナリストのサリバンは今回レラの物語を徹底的に調査したが、レラに関する記録のほとんどが消失していたため、伝記というより小説というかたちで出版することになったという。現在イタリアのミラノに住むレラは、最近91歳の誕生日を迎えた。同作ではパスカルとともにレイチェル・オコナーが製作を務め、エイヴリー・ハッフィンが製作総指揮を担当する。『スパイダーマン』の続編や、ショーン・レヴィ監督による人気ゲームの映画化作『Uncharted』(原題)への出演を控えているトムにとっては非常に多忙な時期となりそうだ。(C) BANG Media International