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マリオン・コティヤール、『愛を綴る女』は「女性が無言で反乱を起こす物語」

第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、絶賛された『愛を綴る女』。熱烈な愛の手紙を綴る、情熱的なヒロイン・ガブリエルを演じるのは

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『愛を綴る女』(C)(2016) Les Productions du Tresor - Studiocanal - France 3 Cinema - Lunanime - Paulines Angel - My Unity Production
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第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、絶賛された『愛を綴る女』。熱烈な愛の手紙を綴る、情熱的なヒロイン・ガブリエルを演じるのは、『エディット・ピアフ~愛の讃歌』で米アカデミー主演女優賞を受賞し、ロバート・ゼメキスの『マリアンヌ』やグザヴィエ・ドランの『たかが、世界の終わり』など国際的に活躍するマリオン・コティヤール。このほど、マリオンの情熱的で妖艶な演技が垣間見える場面写真の数々とともに、彼女のインタビューが到着した。

>>あらすじ&キャストはこちらから

本作をひと言で語るとすると、「自分らしく生きられない世界で暮らす女性が、無言で反乱を起こす。それがこの物語ね」とマリオン。「親が押しこもうとする箱に、彼女は収まらない。私がこのストーリーで興味を惹かれたのは、人は自分自身でいることを周りから否定されつづけると、気が狂ってしまいかねないというところなの」という。

主人公のガブリエルは、恋に破れ、親が決めた相手と結婚するも、流産が原因の病いでアルプスの療養所で過ごすことになり、そこで負傷兵と運命的な恋に落ちる、という波乱に満ちた人生を送るキャラクターだ。

『愛を綴る女』(C)(2016) Les Productions du Tresor - Studiocanal - France 3 Cinema - Lunanime - Paulines Angel - My Unity Production
「感情の高ぶりが大きな役だった。ガブリエルという女性は心に情熱を宿しているから、どこで暮らしても、自由と生命力にあふれているの。威圧的な親に抗いながらも、愛してもいない男性との結婚を承諾する。結婚を親から離れて人生を探求していくチャンスだと考えたの。彼女は親から『狂っている、普通の人間じゃない』とみなされ、人格を否定されている。奔放な女性だけど、閉塞感にさいなまれているの」と、演じた女性に寄り添っている。

さらに「私は自由が奪われた人や、なりたい自分になることを許されない人に同情する」とマリオン。「そのような経験は、私にはないけれど。両親は私や弟に教育を受けさせてくれ、自分自身でいられるように、なりたい自分になれるように導いてくれた。自由にさせてくれた。でも今日でも、子どものころの経験と折り合いをつけなくてはならない人がいる。子どものころに箱に押しこまれ、いまも必死で自由を取り戻そうとしている人がね」と語る。

『愛を綴る女』(C)(2016) Les Productions du Tresor - Studiocanal - France 3 Cinema - Lunanime - Paulines Angel - My Unity Production
「ガブリエルはとても多くの期待を抱いているの。愛情と性的な関心を、純粋な形で、野生の形で持っている。情熱と愛情を経験することが何より大切だと、何より価値があることだと思っている。それこそが自分の生き方だと思い、それだけをさがし求めていくの。それは美しい期待だと思うわ」と、彼女の激しいまでの愛の求め方にも理解を示している。

映画で性愛を描くことについて、「人はそれぞれ違うけれど、尊重することが何より大切だと思うわ。性愛をストレートに描いた映画の中にも、尊重は存在する」とマリオン。「私は『アデル、ブルーは熱い色』が大好きなの。あの映画のセックスシーンは美しい。撮影現場では俳優たちに葛藤があったと聞いている。でも彼女たちはまさに、身をゆだねていた。私ならあそこまでできなかったと思う。あの2人の間にある愛情は、とても美しかった。観客に対して誠実だったと思うわ」。

『愛を綴る女』(C)(2016) Les Productions du Tresor - Studiocanal - France 3 Cinema - Lunanime - Paulines Angel - My Unity Production
『愛を綴る女』は10月7日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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