【インタビュー】デビュー10年目の清野菜名、バネは週5バイトの苦節「踏ん張って耐え抜く自信」に

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清野菜名『パーフェクト・レボリューション』/photo:Hayato Ishii
  • 清野菜名『パーフェクト・レボリューション』/photo:Hayato Ishii
  • 清野菜名『パーフェクト・レボリューション』/photo:Hayato Ishii
  • 『パーフェクト・レボリューション』(C)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
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脳性麻痺を抱えながら障害者の性への理解を訴える活動を続けている熊篠慶彦氏が企画・原案を務めた映画『パーフェクト・レボリューション』。リリー・フランキー演じる重度の身体障害があり、車椅子生活を送るクマに熱烈に恋し、幸せを掴もうとする人格障害の風俗嬢ミツを女優の清野菜名が好演する。

デビューから今年で10年。2014年公開の映画『TOKYO TRIBE』で見いだされ、10月からは黒柳徹子を演じる主演ドラマ「トットちゃん!」がスタートする。まさにいまが旬の女優。順風満帆の現在がうそのように、下積みの苦労は長い。しかしその苦労があったからこそ、いまがあると清野さんは胸を張る。

清野菜名『パーフェクト・レボリューション』/photo:Hayato Ishii
「この10年をふり返って思うのは、『大変だった!』ということ。挫折の連続で、それを毎回乗り越えなければいけなかった。いま考えると、よく乗り越えたなぁと思う」と感慨深げ。愛知県から上京してから間もないころに観た映画『バイオハザード』に感化され、アクション養成所でスキルを磨いた。しかし思うように仕事がこない。スケジュールを埋めるのは、アルバイトばかり。女優としての仕事が入ってきたとしても、別の女優のボディーダブル要因。

“私は何をしているんだろう”。何度自問自答したかわからない。「最近お母さんと当時のことを話す機会があって、お母さんは“若いうちに後悔のないようにやらせよう。それでダメならダメでいい”と思っていたそうです。だから『ここまであなたがやれるとは思っていなかった』とよく言われる。私もここまでできるとは思っていなかったし、当時は週5で早朝までアルバイトという日々でした。自分が置かれているいまの環境は嬉しいという思いしかないです」と実感を込める。

清野菜名『パーフェクト・レボリューション』/photo:Hayato Ishii
挫折を経験した人間は強い。「当時の悔しかった気持ちを忘れることはないし、絶対に戻りたくないという思いがあります。売れないつらい時期を経験したからこそ、いまの仕事でどんなに苦しいことがあっても踏ん張って耐え抜く自信はある」と苦節が糧に。

成功への足掛かりとなったのは努力や運も大きいが、ぶれない信念も大きい。夢はハリウッドのアクション映画に主演すること。「高校時代から寝る前の日課にしているのは、ハリウッドのレッドカーペットを歩いている自分の姿を想像すること。想像ができないことは実現しないと思うので、妄想力を駆使していまだに思い描いています。30歳になるまでには現実させたい」。

『パーフェクト・レボリューション』(C)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
10月で23歳を迎える清野さんのビジョンは明確だ。『パーフェクト・レボリューション』では、“I Have a Dream”を座右の銘とする感情の起伏が激しいエキセントリックなヒロインを熱演。「普段から小説も頭に文字が入ってこなくて熱中して読めないタイプ。でもこの台本は開いた瞬間から時間を忘れるくらいに一気に読めました。演じたミツも台本を読んでいるときから頭の中で勝手に動き回ってくれて、役作りを悩むこともなかった。そんな経験は初めて」と思い入れたっぷり。

相手役のリリーさんとは初顔合わせとなるが「イメージそのままの裏表のない、居心地のいい方でした。恋人という設定なので仲良くなりたいと思っていたけれど、勝手に仲良くなれた印象。すぐに友達以上恋人未満の雰囲気になることができて、撮影中は一緒にお酒を飲んだりしました」とリリーさんの人たらしぶりに感謝。

『パーフェクト・レボリューション』(C)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
リリーさんとはラブシーンにも挑戦したが「キスシーンはお互い気にしていた部分でもあったので、『2人で同じ種類のガムを食べる』と約束しました。緊張は全くありませんでした。お互いミツとクマピーに成り切って。その瞬間は友達以上恋人未満を超えていたかもしれません」とはにかんだ。
《text/photo:Hayato Ishii》

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